「「『卒業おめでとー』」」
「まさかお前が卒業出来るとはな名前」
『アンタに言われたくないよ将五。拓海もな。』
「サボりきってた奴が良く言うよ」



中学卒業式です。
幼馴染みのお二人さんとはここでバラケますが、まぁいいでしょう。



「いつでも会えるしな」
『もう一生分会ったと思う』
「拓海とは会わねえ」
「お前ら酷くない？」
「おい馬鹿共早くしろ、写真撮るんだろうが」



保護者枠で来てた十三さんにカメラ持たせてたの忘れてた。相も変わらず恐ろしい顔してるぜ。言ったらアイアンクロー確実だから言わないけど。



『私天地とも撮りたいんだけど』
「「空気読めや」」
『言っただけじゃまいか…』


とにかく３人で写真撮って、途中で何故か来てる好誠さんが乱入してきたり、十三さんがキレたり。なんだかんだ思い出の卒業式。



写真撮り終わった後、すぐ帰ろうとしてる馬鹿のとこに走り出し、卒業証書を頭に投げつけた。ガン付けられた。怖い。



『天地寿ー写真とろーぜ』
「死ね」
『なになに？一緒に写真撮りたい？卒業前にくっついときたい？やだなー甘えん坊さんなんだから天地っ』
「きめぇ死ねばいい切実に死ねばいい」
『切実にとか言うなよ！』


通行人にカメラを渡し、天地の隣に移動。なんだかんだ避けないんだからいいって事なんだろう。ツンデレか。あまりからかったら叩かれる。


撮り終わった写真を見てみると満面の笑みの私とポッケに手を突っ込んでどっか見てる天地。



『カメラ目線くらいしろよ』
「撮ってやっただけいいだろ」
『将五と拓海の笑顔を見てみろ！輝かしいだろ！！』
「空気読めや」
『あれ、デジャヴ…』


そんなこんなで、後ろから将五達に呼ばれ、天地が行けよ。と言ったのでじゃあまたねー！と言って別れた。今口元ニヤけたの見逃さないぞ天地寿。






中学卒業しました



入学しました




え？雑すぎやしないかって？そんなもんだよ。ちなみに保護者席にカメラ持った十三さんとか見えませんよ。あんな威圧感持った保護者知りませんよ。