夏休みに入って３日。宿題は夏休みに入る前に数学以外は十三さんにやらされた。数学だけは自分でやれとのこと。マジざけんな。

さて暇だ、一昨日は月本のみっちーん家に突っ込んで全員でスマ〇ラやって、昨日は寿ん家でゴロゴロしてた。蹴られた。


暑いからパフェ食いに行きます。


ファミレスに入るとなんか見覚えのある頭が。デカい。


『へーい三郎さーん』
「お？おお名前ちゃん！！」
「ん？」
『パフェ食いに来たー。』
「おーおーそうか！じゃあこのオッサンがパフェ奢ってくれるから座んなさい！」
『わーい』
「誰がオッサンじゃそして奢らんぞ」


とりあえず三郎さんの隣に座ってジャンボパフェとガトーショコラパフェ、ベリーベリーパフェを頼みます。ガトーショコラパフェが先に来たので黙々食べると三郎さんの豪快な笑いが飛んだ。



「んで、なんじゃこの嬢ちゃん」
「友達だ！」
『んー』
「お、おお」
『苗字名前っす。１年です。』
「鳳仙の金山丈じゃ、」
『あ、月本のみっちーとそちらのハゲにはお世話になりました』
「ハゲっ」

「なんかされたのか？ん？」
『いえー。ちゃんと月本家に訪問した時に色々してもらったからいーんすよ』
「（一昨日光信から泣きながら電話あったのもしかしてこれか）」
「ベリーベリーパフェになります」
『あざます』
「にしても相変わらずよく食うなぁ 」
『勿論。つーか三郎さんゼットンって呼ばれてんの？』
「おーそうだぞ。知らなかったのかLINEであんな呼ばれてんのに」
『三郎さんだけガラケーだからLINE遅くて話にならない』
「ガラケーなのは仕方ないでしょ！！」
『ゼットンって聞いて思い出したんだけどさー、春道お兄さんと友達なの？』
「「はっ？！？」」
『あと金山丈ってどっかで聞いたと思ったら秀幸くんと喧嘩したって人でしょ？』
「…え！！？」
「名前ちゃん、春道くん知ってるのか？」
『あー、中1中2と世話になったよー』
「秀幸さんは」
『美藤家とは真喜雄さんからの付き合いなんで』
「いやいやいや。顔広すぎじゃない？」
「ジャンボパフェになりまーす」
『あざまーす』
「聞いて？！」



それでもパフェを食います。



『春道くんとかヒロミちゃんとかポンちゃんとかマコさんとかも知ってるよ。恵パパンとかー、』
「恵パパン？」
『リンダマン』
「「嘘だろ」」
『散歩してたら顔が怖い人達とばかり知り合いになるんすよねー、あぁ三郎さんは怖くないよ』
「わしは？」
『怖いよ』
「なんと」
「ざまぁ」
『好誠さんは同中の先輩ですし、アンモって人の話とか今思えば三郎さんとジョーさんの話もしてたわ』
「アンモ…PTA中島…」
『すみませーんチョコバナナパフェ追加でー！』
「かしこまりましたー」


最早このファミレスではパフェいくら追加しても驚かれなくなってしまった。つまらん。


『ところで今度夜景見に行こーぜってヨネさん言ってなかったすか？』
「あー、言ってたな」
「ヨネ？」
「コメだ」
「米澤か」
『私軍司さんはいいけどあれは嫌すよ？絶対はらきよ先輩ついてくるじゃないすか』
「十希夫か」
「本当に顔が広いのーこの嬢ちゃん」
『この前からLINEで喧嘩続行してるんで』
「ちなみになんで？」
『目玉焼きには醤油か塩か』
「「平和か」」