その十三
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「もしもし?龍ちゃん?」
《おう、誕生日おめでとう。食ったかセロリケーキ》
「美味しく頂いた。御丁寧にセロリの香り袋まで布団に仕込まれてたよ」
《なかなかやるなアイツ等》
「まぁ流石に箱から拓海が出てきたのと枕元に好誠の鼻割り箸の写真があったのは笑った 」
《好誠のは見てえな。…つーか十三よ》
「ん?」
《お前、本当はセロリじゃなくてケーキが苦手なんだろ》
「まあな」
《よく毎年将五達のオモシロケーキ食うな。》
「そりゃー、毎年毎年可愛い妹と弟達が作ってくれてるんで?」
《ただし簡単に引っかかってはやらないと》
「世の中甘くねーってこと。」
《んで、セロリは美味かったか?》
「俺はセロリの味が消せりゃ匂いだって気になんねーよ。甘ったるい味しかしなかった」
《名前はお前の弱み見付けれた気でいるのにな》
「ハッ、20年早いっつー話。」
そう、笑いながら煙草を消し、電話を切った。アイツ等の悔しがる顔を見るのがとても楽しみな自分の誕生日なのだが、作戦成功!と楽しむアイツ等を見るのもなかなか楽しいのだ。だから、今日だけは弱みを握らせてやるよ。
「ま、あくまで"今日だけ"だけどな」
深夜0時、日付が変わった。アイツ等は酒で潰して将五の部屋で雑魚寝させてある。無論名前は部屋に運んだが。十三の口角が上がる。
「さて、これからは俺が楽しい時間だ馬鹿共」
次の日、名前の枕元には大量の蜘蛛のオモチャと般若のお面、男組の周囲にはゴキブリのオモチャが散乱していた。朝、皆の悲鳴を聞いて深夜に自分で仕込んだ事なのに彼は五月蝿いと不機嫌に起きて彼等を蹴散らすのだった。
(『うわぁああああ!!く、くくくう蜘蛛!蜘蛛!うわああああああごめんなさいごめんなさい和志お兄ちゃんごめんなさいいいいい!!!』
「ぎゃあああああゴキブリぃいいい!!!」
「起きろ将五!将五!!」
「駄目だコイツ兄貴譲りで寝起きが…!!!」)
《おう、誕生日おめでとう。食ったかセロリケーキ》
「美味しく頂いた。御丁寧にセロリの香り袋まで布団に仕込まれてたよ」
《なかなかやるなアイツ等》
「まぁ流石に箱から拓海が出てきたのと枕元に好誠の鼻割り箸の写真があったのは笑った 」
《好誠のは見てえな。…つーか十三よ》
「ん?」
《お前、本当はセロリじゃなくてケーキが苦手なんだろ》
「まあな」
《よく毎年将五達のオモシロケーキ食うな。》
「そりゃー、毎年毎年可愛い妹と弟達が作ってくれてるんで?」
《ただし簡単に引っかかってはやらないと》
「世の中甘くねーってこと。」
《んで、セロリは美味かったか?》
「俺はセロリの味が消せりゃ匂いだって気になんねーよ。甘ったるい味しかしなかった」
《名前はお前の弱み見付けれた気でいるのにな》
「ハッ、20年早いっつー話。」
そう、笑いながら煙草を消し、電話を切った。アイツ等の悔しがる顔を見るのがとても楽しみな自分の誕生日なのだが、作戦成功!と楽しむアイツ等を見るのもなかなか楽しいのだ。だから、今日だけは弱みを握らせてやるよ。
「ま、あくまで"今日だけ"だけどな」
深夜0時、日付が変わった。アイツ等は酒で潰して将五の部屋で雑魚寝させてある。無論名前は部屋に運んだが。十三の口角が上がる。
「さて、これからは俺が楽しい時間だ馬鹿共」
次の日、名前の枕元には大量の蜘蛛のオモチャと般若のお面、男組の周囲にはゴキブリのオモチャが散乱していた。朝、皆の悲鳴を聞いて深夜に自分で仕込んだ事なのに彼は五月蝿いと不機嫌に起きて彼等を蹴散らすのだった。
(『うわぁああああ!!く、くくくう蜘蛛!蜘蛛!うわああああああごめんなさいごめんなさい和志お兄ちゃんごめんなさいいいいい!!!』
「ぎゃあああああゴキブリぃいいい!!!」
「起きろ将五!将五!!」
「駄目だコイツ兄貴譲りで寝起きが…!!!」)