いちねんせい じゅうに!
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あの後光政に指をさされながら笑われた天地はとんでもねえ目付きで合鍵を出して中に入った。合鍵まであんのかよと思って鳳仙二人は引いていた。
中に入ったら名前はとんでもなく不貞腐れていた。ぐで……と転がっていたので制服のまんま横になるなパンツ見えるぞと言えば抱いてたぬいぐるみを投げられ普段の三割増で悪い目付きを向けた。
だけど名前だって負けてない。生理二日目の目付きは五割増で悪い。絶対迎え来るって言ったのに……と唸るので天地はガリガリ頭を掻いてドデカい溜息を吐いて投げられたぬいぐるみを置き直して名前を起こした。絶対なんて言葉言ったのが悪かったらしい。
『早く帰りたかったのに゛』
「あぁ」
『絶対迎え来るって言ったから待ってたのに゛』
「あぁ」
『うそつき゛……』
「泣くな」
きっとこれからも約束を違えることはあるだろう。と、いうよりも今のようにゆっくり過ごせる時間なんて無くなる。天地がしようとしているのはそういう事だから。頭に伸ばした手をピタリとその場で止めて、天地は口をキュッ……と引き締めた。
『は?止めるんじゃないわよ撫でるのよ』
「急にキレんな」
『う゛う゛う゛』
「唸るな」
『早く撫でてってば!!!!!』
「仕方ねえ女」
ま、とりあえず今は良いか。わしわし名前の頭を撫でてやると悪い目付きがほんの少し和らぐ。きゅうきゅう抱き着いて来るから虚無の顔で腰も撫でて、飯食うぞと呟いた。
『らーめん』
「昨日もカップ麺だったろうが」
『味を変えれば実質別』
「認めねえ」
『食べやすいの!!!』
「仕方ねえな買ってくっから待ってろ」
『行く』
「歩けんのか」
『うん』
もう今は片時も人から離れたくないので。名前はふらふら立ち上がって天地の手をきゅ!と握る。待ってても良いのだけど。キツいけどそれはそれとして一人は嫌らしい。
『あのね』
「ん」
『今日学校で体育あってね』
「おー」
『キツいから休もうとしたら生理は病気じゃないって言われてね』
「……」
『周りの子達が私以上にキレてた』
「ほー」
『多分今頃奥さんに踏まれてる頃』
「お前の周りはどうしてそうなんだ……?」
いつもより力なく天地の手をにぎにぎしている名前は歩みも遅い。別に急ぎでもないから、なんて自分に言い訳しながら歩幅を小さくする。指輪をつけっぱなしだったのを忘れていて『しゃっこいねえ』と文句を言われたが今日はもう知らん。
『ナプキン買う』
「足りねえのか」
『少なくなってきたら少ない日用が要るから』
「そうか」
『寿くん』
「ん」
『塩ラーメン』
「ん」
『寿くんは?』
「醤油」
『そっかぁ』
買い物も終わってさっさと帰る。シュークリームを買ってもらってホッコリしながらもさもさ食べる名前にほんのちょっと息を吐いて、口の周りを拭いてやる。もう少し綺麗に食えねーのかお前は。
あの後光政に指をさされながら笑われた天地はとんでもねえ目付きで合鍵を出して中に入った。合鍵まであんのかよと思って鳳仙二人は引いていた。
中に入ったら名前はとんでもなく不貞腐れていた。ぐで……と転がっていたので制服のまんま横になるなパンツ見えるぞと言えば抱いてたぬいぐるみを投げられ普段の三割増で悪い目付きを向けた。
だけど名前だって負けてない。生理二日目の目付きは五割増で悪い。絶対迎え来るって言ったのに……と唸るので天地はガリガリ頭を掻いてドデカい溜息を吐いて投げられたぬいぐるみを置き直して名前を起こした。絶対なんて言葉言ったのが悪かったらしい。
『早く帰りたかったのに゛』
「あぁ」
『絶対迎え来るって言ったから待ってたのに゛』
「あぁ」
『うそつき゛……』
「泣くな」
きっとこれからも約束を違えることはあるだろう。と、いうよりも今のようにゆっくり過ごせる時間なんて無くなる。天地がしようとしているのはそういう事だから。頭に伸ばした手をピタリとその場で止めて、天地は口をキュッ……と引き締めた。
『は?止めるんじゃないわよ撫でるのよ』
「急にキレんな」
『う゛う゛う゛』
「唸るな」
『早く撫でてってば!!!!!』
「仕方ねえ女」
ま、とりあえず今は良いか。わしわし名前の頭を撫でてやると悪い目付きがほんの少し和らぐ。きゅうきゅう抱き着いて来るから虚無の顔で腰も撫でて、飯食うぞと呟いた。
『らーめん』
「昨日もカップ麺だったろうが」
『味を変えれば実質別』
「認めねえ」
『食べやすいの!!!』
「仕方ねえな買ってくっから待ってろ」
『行く』
「歩けんのか」
『うん』
もう今は片時も人から離れたくないので。名前はふらふら立ち上がって天地の手をきゅ!と握る。待ってても良いのだけど。キツいけどそれはそれとして一人は嫌らしい。
『あのね』
「ん」
『今日学校で体育あってね』
「おー」
『キツいから休もうとしたら生理は病気じゃないって言われてね』
「……」
『周りの子達が私以上にキレてた』
「ほー」
『多分今頃奥さんに踏まれてる頃』
「お前の周りはどうしてそうなんだ……?」
いつもより力なく天地の手をにぎにぎしている名前は歩みも遅い。別に急ぎでもないから、なんて自分に言い訳しながら歩幅を小さくする。指輪をつけっぱなしだったのを忘れていて『しゃっこいねえ』と文句を言われたが今日はもう知らん。
『ナプキン買う』
「足りねえのか」
『少なくなってきたら少ない日用が要るから』
「そうか」
『寿くん』
「ん」
『塩ラーメン』
「ん」
『寿くんは?』
「醤油」
『そっかぁ』
買い物も終わってさっさと帰る。シュークリームを買ってもらってホッコリしながらもさもさ食べる名前にほんのちょっと息を吐いて、口の周りを拭いてやる。もう少し綺麗に食えねーのかお前は。