いちねんせい じゅうに!
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『行くもん゛』
「休め」
『昨日よりマシだもん゛』
「顔蒼いンだよ」
『学校は生理休暇なんて認められてないんですよ゛!!!!』
天地はこの世の全てが憎たらしいみてーな面をしちまった。昨日よりマシっつったって名前の顔はまだ蒼いし怠そう。こんな辛そうなのに休めねえのは意味が解らない。
まァ駄々を捏ねられても天地は知らない。絶対に休ませる。と思ったけれど、今日小テストあるから絶対行く、体育無いから大丈夫!なんて言われて畜生……と唸りながら名前を英明まで送った。電車で拓海を見かけてめちゃくちゃ遠ざかるとそれを目撃していた拓海はウザそうに天地を見ていた。
今日絶対迎えに来るからなって言ったくせに。名前は具合が悪いから機嫌が宜しくなかった。天地が迎えに来るから絶対に教室で待ってろと言ったのに、急用が出来て行けなくなったから誰かに代わりに送って貰え、と。なに、代わりって。寿くんの代わりって誰がなれるの。ドストレートにそんなこと言われたら天地はング……と唸っていたけれど、用事は用事なので無理。
仕方ないから名前はトボトボ一人で生徒玄関まで。今日はお迎えないの?と聞かれて元気なく頷いてぽてぽて歩く。
「おい」
『……』
「?おいって」
『…………あ゛、おにぎしくん』
「おに、」
光政くんである。なんでここに居るの?と言われてこっちの台詞なんだよなぁと返す。よく見てみたらここは永田駅じゃなかった。意識が朦朧としていつの間にか鳳仙の近くまで来ていたらしい。光政の隣を歩く大谷が誰?と聞くから知り合いとだけ返す。
「?具合悪ぃのか」
『……』
「悪そ。ほら一回座れよ」
『う゛~~……』
「は?な、泣くなよ」
「なに泣かせてんだよ」
「泣かせてねえわ!」
あ、そう言えば。昨日たまたま天地と出会した事を思い出す。察しの良過ぎる光政はスン……と真顔になって大谷になんか温かい飲みもん買ってきてくれと頼んだ。別に良いけどよ。
「飲みもん何が好きだ?甘いのか?」
『ココア゛……』
「今時期あるかぁ?」
「は?無くても探すんだよ」
「真顔辞めろ」
名前を座らせて光政も横に座る。未だに唸って泣きそうに顔をくちゃくちゃにしてるのでポリポリ頬を掻いた。
「な、背中擦ろっか」
『こし゛』
「良いのかよ」
「あったぞー!」
「お。良かったなあったってよ」
『ありがと……』
秒速で名前はココアを飲まずに腹に当てた。大谷が飲まねえの?と聞くけど光政が腹に良い勢いでチョップした。全くお前は昔からデリカシーの欠片もねえ。
「立てそうか?」
『立てる゛』
「送ってってやるよ。家どこら辺」
『どこ……?永田駅跨いだとこ』
「ん゛」
「光政、それはちょっと」
「いや、大丈夫だろ」
『ちょっと楽になった……。おにぎしくんもお兄ちゃんもあんがと』
「おにぎしはやめろ」
名前は光政と大谷に連れられ電車へ。みちよしさん元気?元気だよ。信さんとジョーさんは?アホ程元気だわ。底意地悪い人は?誰?えばばさん。ダハハ。
「は?」
「ん?」
「あ?」
家の前で出会したのは大急ぎで帰ってきた天地だった。具合が悪そうな名前と鳳仙の二人。なるほどまた迷子か(大正解)。血の気の多い大谷が睨み付けるが光政がそれを制す。
「……名前、来い」
すると名前は何を思ったのか、ぷいっとそっぽを向いちまった。え?と天地がもう一度名を呼ぶと未だにぷいっとしてやがる。なんだよ。そのまんま光政達にありがとねと言ってぽてぽて家に入っちまった。天地がなんて?という顔でドアノブに手をかける。
「おま、おい!いつもかけねえ癖に今日に限って!!」
『ちらない』
「馬鹿女!!!」
「アイツ閉め出されてやんの」
「写真撮っとこ」
『行くもん゛』
「休め」
『昨日よりマシだもん゛』
「顔蒼いンだよ」
『学校は生理休暇なんて認められてないんですよ゛!!!!』
天地はこの世の全てが憎たらしいみてーな面をしちまった。昨日よりマシっつったって名前の顔はまだ蒼いし怠そう。こんな辛そうなのに休めねえのは意味が解らない。
まァ駄々を捏ねられても天地は知らない。絶対に休ませる。と思ったけれど、今日小テストあるから絶対行く、体育無いから大丈夫!なんて言われて畜生……と唸りながら名前を英明まで送った。電車で拓海を見かけてめちゃくちゃ遠ざかるとそれを目撃していた拓海はウザそうに天地を見ていた。
今日絶対迎えに来るからなって言ったくせに。名前は具合が悪いから機嫌が宜しくなかった。天地が迎えに来るから絶対に教室で待ってろと言ったのに、急用が出来て行けなくなったから誰かに代わりに送って貰え、と。なに、代わりって。寿くんの代わりって誰がなれるの。ドストレートにそんなこと言われたら天地はング……と唸っていたけれど、用事は用事なので無理。
仕方ないから名前はトボトボ一人で生徒玄関まで。今日はお迎えないの?と聞かれて元気なく頷いてぽてぽて歩く。
「おい」
『……』
「?おいって」
『…………あ゛、おにぎしくん』
「おに、」
光政くんである。なんでここに居るの?と言われてこっちの台詞なんだよなぁと返す。よく見てみたらここは永田駅じゃなかった。意識が朦朧としていつの間にか鳳仙の近くまで来ていたらしい。光政の隣を歩く大谷が誰?と聞くから知り合いとだけ返す。
「?具合悪ぃのか」
『……』
「悪そ。ほら一回座れよ」
『う゛~~……』
「は?な、泣くなよ」
「なに泣かせてんだよ」
「泣かせてねえわ!」
あ、そう言えば。昨日たまたま天地と出会した事を思い出す。察しの良過ぎる光政はスン……と真顔になって大谷になんか温かい飲みもん買ってきてくれと頼んだ。別に良いけどよ。
「飲みもん何が好きだ?甘いのか?」
『ココア゛……』
「今時期あるかぁ?」
「は?無くても探すんだよ」
「真顔辞めろ」
名前を座らせて光政も横に座る。未だに唸って泣きそうに顔をくちゃくちゃにしてるのでポリポリ頬を掻いた。
「な、背中擦ろっか」
『こし゛』
「良いのかよ」
「あったぞー!」
「お。良かったなあったってよ」
『ありがと……』
秒速で名前はココアを飲まずに腹に当てた。大谷が飲まねえの?と聞くけど光政が腹に良い勢いでチョップした。全くお前は昔からデリカシーの欠片もねえ。
「立てそうか?」
『立てる゛』
「送ってってやるよ。家どこら辺」
『どこ……?永田駅跨いだとこ』
「ん゛」
「光政、それはちょっと」
「いや、大丈夫だろ」
『ちょっと楽になった……。おにぎしくんもお兄ちゃんもあんがと』
「おにぎしはやめろ」
名前は光政と大谷に連れられ電車へ。みちよしさん元気?元気だよ。信さんとジョーさんは?アホ程元気だわ。底意地悪い人は?誰?えばばさん。ダハハ。
「は?」
「ん?」
「あ?」
家の前で出会したのは大急ぎで帰ってきた天地だった。具合が悪そうな名前と鳳仙の二人。なるほどまた迷子か(大正解)。血の気の多い大谷が睨み付けるが光政がそれを制す。
「……名前、来い」
すると名前は何を思ったのか、ぷいっとそっぽを向いちまった。え?と天地がもう一度名を呼ぶと未だにぷいっとしてやがる。なんだよ。そのまんま光政達にありがとねと言ってぽてぽて家に入っちまった。天地がなんて?という顔でドアノブに手をかける。
「おま、おい!いつもかけねえ癖に今日に限って!!」
『ちらない』
「馬鹿女!!!」
「アイツ閉め出されてやんの」
「写真撮っとこ」