いちねんせい じゅうに!
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『むり゛』
「おう……」
『むり゛~~……』
「おう……」
天地が起きると名前の顔が真っ青だった。おい、と急いで揺さぶり起こすととんでもねえスピードでトイレへ向かい、出てきたら死んでいた。何事だ腹でも下したかと問えばぺち!と可愛いビンタを頂いた。痛くはないけどちょっとショック。そんで天地に引っ付いてずっとぺそぺそしている。
「んでなに」
『……きた……』
「ぁにが」
『せいり……』
「きっ」
等々来たか……と黙って背中を擦ると『腰を擦って腰を』と死んだ目で言われた。腰かぁ。
『そしてお腹……そこ胃……子宮んとこ……』
「お前とんでもねえ事言ってる自覚あるか?」
『は?』
「いやなんでもねえ」
マ今更かぁ、とすりすり腹を撫でるとほんの少しだけ顔が和らいだ。キツいらしい。コイツからしたら数ヶ月ぶりだからなのか、標準装備なのかは知らんが。
『いたみどめ……』
「飯食ってからな」
『たべたくない゛』
「黙ってろ買ってくるから」
『がっこうやすむ゛』
「安心しろ今日は日曜日だ」
『う゛う゛う゛』
「なんか欲しいもんあるか」
『でっかいナプキン……』
「待て」
『しばらく来てなかったから……でっかいのない……』
「……………………無いとキツいのか」
『布団とパジャマが真っ赤になる』
「……………………………………………………はぁ……」
『味濃いのたべたい……』
「弁当でいいか」
『らーめん』
「おー」
『あと』
「あ」
『早く帰ってきて……』
「おー」
ナプキンかぁ~~、と頭では大困惑。あれって男が買っていいもんだろうか。母親が生まれた時にゃ居なかった天地はそういう知識は保険の授業くらいしかない。しかも男子にゃ保険の授業ではかるーくしか触れねえもんだから皆無に近い。
ドラッグストアでササッとカップラーメンを選んだ天地は生理用品コーナーで頭を抱えた。なにせ量が多すぎる。デカいのっつってたよな。どれだよ。夜用昼用ってなに。……あ夜用がデカいのか。特に多い日用?なに?なんて?
「お前何してんの?」
「……」
「生理用品だぞここ」
鳳仙の月本光政くんであった。妹に「生理きたからナプキン買ってきて」と家を追い出され、奴がいつも使ってるやつが何処にもなくて泣く泣く遠くまで遠征して来たらあの天地寿がナプキン見ながら立ち止まってるので思わず声をかけちまったという訳。
「え何、買うの?」
「……」
「お、あった」
「……」
「なに、どれ買うか解んねーの」
「うるせえ」
「夜用?」
「……デカいの……」
「初日?」
「……」
「多い方?」
「知らねえよ」
「そりゃそうか。じゃこれでいいだろ」
「おむつ」
「女に言ったらキレられるぜ。なんやかんや良いんだとこれが」
なんでコイツこんな詳しいんだ、という顔の天地に光政はすかさず「妹居るからな」と言った。変な勘ぐりはよしてくれ。そういや義兄、あのクソ生意気なチビは天地と仲がいいとか言ってたっけ。あのチビなんだな。
ま、良いかぁと光政はそそくさナプキンを買って店を出た。店員も天地みてーな奴がナプキン買ってたら驚くだろな~と笑いながら。
『むり゛』
「おう……」
『むり゛~~……』
「おう……」
天地が起きると名前の顔が真っ青だった。おい、と急いで揺さぶり起こすととんでもねえスピードでトイレへ向かい、出てきたら死んでいた。何事だ腹でも下したかと問えばぺち!と可愛いビンタを頂いた。痛くはないけどちょっとショック。そんで天地に引っ付いてずっとぺそぺそしている。
「んでなに」
『……きた……』
「ぁにが」
『せいり……』
「きっ」
等々来たか……と黙って背中を擦ると『腰を擦って腰を』と死んだ目で言われた。腰かぁ。
『そしてお腹……そこ胃……子宮んとこ……』
「お前とんでもねえ事言ってる自覚あるか?」
『は?』
「いやなんでもねえ」
マ今更かぁ、とすりすり腹を撫でるとほんの少しだけ顔が和らいだ。キツいらしい。コイツからしたら数ヶ月ぶりだからなのか、標準装備なのかは知らんが。
『いたみどめ……』
「飯食ってからな」
『たべたくない゛』
「黙ってろ買ってくるから」
『がっこうやすむ゛』
「安心しろ今日は日曜日だ」
『う゛う゛う゛』
「なんか欲しいもんあるか」
『でっかいナプキン……』
「待て」
『しばらく来てなかったから……でっかいのない……』
「……………………無いとキツいのか」
『布団とパジャマが真っ赤になる』
「……………………………………………………はぁ……」
『味濃いのたべたい……』
「弁当でいいか」
『らーめん』
「おー」
『あと』
「あ」
『早く帰ってきて……』
「おー」
ナプキンかぁ~~、と頭では大困惑。あれって男が買っていいもんだろうか。母親が生まれた時にゃ居なかった天地はそういう知識は保険の授業くらいしかない。しかも男子にゃ保険の授業ではかるーくしか触れねえもんだから皆無に近い。
ドラッグストアでササッとカップラーメンを選んだ天地は生理用品コーナーで頭を抱えた。なにせ量が多すぎる。デカいのっつってたよな。どれだよ。夜用昼用ってなに。……あ夜用がデカいのか。特に多い日用?なに?なんて?
「お前何してんの?」
「……」
「生理用品だぞここ」
鳳仙の月本光政くんであった。妹に「生理きたからナプキン買ってきて」と家を追い出され、奴がいつも使ってるやつが何処にもなくて泣く泣く遠くまで遠征して来たらあの天地寿がナプキン見ながら立ち止まってるので思わず声をかけちまったという訳。
「え何、買うの?」
「……」
「お、あった」
「……」
「なに、どれ買うか解んねーの」
「うるせえ」
「夜用?」
「……デカいの……」
「初日?」
「……」
「多い方?」
「知らねえよ」
「そりゃそうか。じゃこれでいいだろ」
「おむつ」
「女に言ったらキレられるぜ。なんやかんや良いんだとこれが」
なんでコイツこんな詳しいんだ、という顔の天地に光政はすかさず「妹居るからな」と言った。変な勘ぐりはよしてくれ。そういや義兄、あのクソ生意気なチビは天地と仲がいいとか言ってたっけ。あのチビなんだな。
ま、良いかぁと光政はそそくさナプキンを買って店を出た。店員も天地みてーな奴がナプキン買ってたら驚くだろな~と笑いながら。