いちねんせい じゅうに!
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天地は康明や黒岩達を連れて迫田と八板と対峙していた。お互い一触即発、でもまぁここでやり合うことも無いかと睨み合ってそのまま別れようとしていた時だった。
『イヤーーーーーーーーーーーーーッ
!!!!!!!!!』
「う゛ん!?」
「耳痛え」
「聞き覚えのある声が……」
駅構内にとんでもねえ悲鳴が響き渡る。迫田と八板がジト目で天地を見ると天地はふるふる顔を横に振った。今回はマジで知らない。
『ヤーーーーーーーッ!!!イヤ゛ーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!』
「天地」
「放っとけ」
「行ってやれよ」
「黙ってろ」
『ええ゛ん!!!やだーーーー゛ッッッ!!!』
「……」
「……」
「畜生」
「お、おい寿」
天地はとりあえず声の方へ向かっていった。少ししてからぐすぐす泣いてる名前の手を引いて連れてきた。ハチャメチャ疲れた顔をしている。
「おう名前、どうしたんだそんな泣いて」
『さこちゃ゛、あのね゛』
「おー」
『くも゛いたの゛』
「蜘蛛かぁ」
『前門の蜘蛛、後門の蜂』
「呪われてんのか?」
「おい、お前迫田達に送って貰え」
『え゛っ……』
「う゛っ」
仕方ないだろ今康明達居るんだから。ほら見ろ今康明達興味津々な面で見てやがる。気に食わないけど今は迫田達に送って貰った方が安全だろう。
だってのに名前は天地の腕にしがみついて離れない。怖かったので。蜂だ!!!!!!と逃げたら前方に蜘蛛の巣があって絡まり身体に二匹の蜘蛛が這ってるのを見て発狂したので。未だに身体に蜘蛛が居ないか疑心暗鬼で吐きそうである。そりゃもうぷるっぷる震えて天地から離れない。
それを見てたら悪戯心が湧くのが康明とかいう男。蜘蛛で泣いてんのあの女。すっごくウズウズする。こっそり名前に近付こうとして天地にとんでもない目で見られた。ガガが辞めとけ~??と一応止めるスタンス。顔はニヤケているけれど。
「あっ蜘蛛!」
「この馬鹿」
『ひっぎ!!!!!?』
「居ない居ない居ない」
「サイテーだ」
「クソヤローだ」
名前がくるくる回る。わたわた身体を見て、払って、何処にいるの゛!?とどちゃクソに発狂。康明は大笑いだけれど天地に馬鹿みたいな威力の拳骨を食らわされた。それはそう。名前はとうとうぺしゃりと座り込んじまって引っ込んできた涙をまた洪水のように溢れさせた。
『いない゛』
「居ないから立て、泣き止め」
『かゆい゛!!!いる゛!!!!!』
「アイツ嘘吐きだから。嘘だ嘘」
『ほんとに゛……?』
「俺が嘘吐いた事は?」
『ばかみたいに゛あるもん゛!!!!』
「ング」
そんなにねーだろが……と天地は困っちまった。ガガが「連れてけばいーだろ」とニヤニヤしてやがる。馬鹿野郎康明がまた脅かしたら泣くだろが。名前はもうぺそぺそ泣いて絶対に離れませんと腕にしがみついている。
「……用事がある」
『や゛だ』
「………………………………着いてきたらとんでもねえ怖い顔の奴いるぞ」
『バンダナ兄ちゃんより゛!!!?』
「黒澤よりもだ」
この時点で迫田と八板は瀕死である。あの人コイツに怖い人判定されてんのか。それを言ったら皆怖いだろうに。
『でも寿くん居るんでしょ゛……?』
「解ったもう立て行くぞ」
『ほんとにくもいない゛……?』
「座ってたら来るぞ」
『あ゛あ゛あ゛……』
「黒岩見えてんぞ喋るな黙ってろ」
「まだなんも言ってねえだろ!!!!!」
天地は康明や黒岩達を連れて迫田と八板と対峙していた。お互い一触即発、でもまぁここでやり合うことも無いかと睨み合ってそのまま別れようとしていた時だった。
『イヤーーーーーーーーーーーーーッ
!!!!!!!!!』
「う゛ん!?」
「耳痛え」
「聞き覚えのある声が……」
駅構内にとんでもねえ悲鳴が響き渡る。迫田と八板がジト目で天地を見ると天地はふるふる顔を横に振った。今回はマジで知らない。
『ヤーーーーーーーッ!!!イヤ゛ーーーーーーーーーーーーーッ!!!!!!!』
「天地」
「放っとけ」
「行ってやれよ」
「黙ってろ」
『ええ゛ん!!!やだーーーー゛ッッッ!!!』
「……」
「……」
「畜生」
「お、おい寿」
天地はとりあえず声の方へ向かっていった。少ししてからぐすぐす泣いてる名前の手を引いて連れてきた。ハチャメチャ疲れた顔をしている。
「おう名前、どうしたんだそんな泣いて」
『さこちゃ゛、あのね゛』
「おー」
『くも゛いたの゛』
「蜘蛛かぁ」
『前門の蜘蛛、後門の蜂』
「呪われてんのか?」
「おい、お前迫田達に送って貰え」
『え゛っ……』
「う゛っ」
仕方ないだろ今康明達居るんだから。ほら見ろ今康明達興味津々な面で見てやがる。気に食わないけど今は迫田達に送って貰った方が安全だろう。
だってのに名前は天地の腕にしがみついて離れない。怖かったので。蜂だ!!!!!!と逃げたら前方に蜘蛛の巣があって絡まり身体に二匹の蜘蛛が這ってるのを見て発狂したので。未だに身体に蜘蛛が居ないか疑心暗鬼で吐きそうである。そりゃもうぷるっぷる震えて天地から離れない。
それを見てたら悪戯心が湧くのが康明とかいう男。蜘蛛で泣いてんのあの女。すっごくウズウズする。こっそり名前に近付こうとして天地にとんでもない目で見られた。ガガが辞めとけ~??と一応止めるスタンス。顔はニヤケているけれど。
「あっ蜘蛛!」
「この馬鹿」
『ひっぎ!!!!!?』
「居ない居ない居ない」
「サイテーだ」
「クソヤローだ」
名前がくるくる回る。わたわた身体を見て、払って、何処にいるの゛!?とどちゃクソに発狂。康明は大笑いだけれど天地に馬鹿みたいな威力の拳骨を食らわされた。それはそう。名前はとうとうぺしゃりと座り込んじまって引っ込んできた涙をまた洪水のように溢れさせた。
『いない゛』
「居ないから立て、泣き止め」
『かゆい゛!!!いる゛!!!!!』
「アイツ嘘吐きだから。嘘だ嘘」
『ほんとに゛……?』
「俺が嘘吐いた事は?」
『ばかみたいに゛あるもん゛!!!!』
「ング」
そんなにねーだろが……と天地は困っちまった。ガガが「連れてけばいーだろ」とニヤニヤしてやがる。馬鹿野郎康明がまた脅かしたら泣くだろが。名前はもうぺそぺそ泣いて絶対に離れませんと腕にしがみついている。
「……用事がある」
『や゛だ』
「………………………………着いてきたらとんでもねえ怖い顔の奴いるぞ」
『バンダナ兄ちゃんより゛!!!?』
「黒澤よりもだ」
この時点で迫田と八板は瀕死である。あの人コイツに怖い人判定されてんのか。それを言ったら皆怖いだろうに。
『でも寿くん居るんでしょ゛……?』
「解ったもう立て行くぞ」
『ほんとにくもいない゛……?』
「座ってたら来るぞ」
『あ゛あ゛あ゛……』
「黒岩見えてんぞ喋るな黙ってろ」
「まだなんも言ってねえだろ!!!!!」