いちねんせい に!
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『天地くん』
「あ」
『来てくれるの嬉しいけどさ』
「……」
『寛ぎ過ぎじゃない?』
「そうか」
『ねえ灰落ちる』
「おい冷凍庫にアイス入ってるぞ」
『え!!!食べる!!!』
チョロいもんである。連絡先を交換してから天地はちょこちょこ名前の家に入り浸っていた。最初そんな来るつもりは無かったのだけど、竜胆に転校してから馬鹿共を纏めたりなんだりするのにまぁストレスが溜まる。そんな中名前から『今日素麺するけど』だの『晩御飯悩み中』だの連絡が来たらそりゃ行く。不本意だけれど天地はもうこの女とつるむのが嫌じゃなかった。馬鹿みたく笑って跳ねて飛び回る女を見てると勢力の事もなにも考えなくて済むので楽なのである。
「今日飯は」
『決めてないの、何がいい?なんでもいい以外ね』
「……」
『なんでもいいって言おうとしたんでしょ』
「うるせー」
『うーん』
「ンだよ」
『天地くん見てたらお餅焼きたくなる』
「お前二度と言うなっつったろ」
竜胆の制服は白である。転校したてで制服着たまんま家に来た時名前は笑い崩れた。なんだよと声をかけると『おもち完全体』なんてツボにハマって動けなくなったので腹が立ってデコピンを喰らわせた。色を抜きまくった金髪は白く見えなくもない。
『おもちくんさぁ』
「コラ」
『冬になったらちゃんと色付きのマフラーとかしなきゃダメだよ』
「一応聞いてやる」
『ゆ、雪に同化して、く、車に轢かれそう……!!!』
「最近調子に乗ってるなお前」
名前の頭をギチギチと掴んでやるとあ゛~~~~~!!!!と泣きそうな声でぺちぺち腕を叩く。痛いの嫌なら言うな。
『ねえ買い物行こ』
「決めたのか」
『子羊のロースト』
「ホントに作れよお前」
『羊食べるならジンギスカンがいい』
「何にすんだよ」
『待って冷蔵庫見る』
「ん」
『ねえ急激にチャーハン食べたくなってきた』
「ほー」
『鮭チャーハンにしたい、鮭フレーク買ってこよ』
「おー」
『あとね明日学校から帰ったら作れるように買いたいのある』
パパッとご飯を炊いて出かける準備。今日は休みだったので昼から居る天地もダル着である。会ってから一、二週間しか経たないけれど随分人の家でぐでぐで出来るな。私が許してるからか、と独り言ちて早く、とまだ立たない天地を揺する。
『早く』
「おー」
『おもちくん早く!!!』
「テメー」
『あだだだ……』
『天地くん』
「あ」
『来てくれるの嬉しいけどさ』
「……」
『寛ぎ過ぎじゃない?』
「そうか」
『ねえ灰落ちる』
「おい冷凍庫にアイス入ってるぞ」
『え!!!食べる!!!』
チョロいもんである。連絡先を交換してから天地はちょこちょこ名前の家に入り浸っていた。最初そんな来るつもりは無かったのだけど、竜胆に転校してから馬鹿共を纏めたりなんだりするのにまぁストレスが溜まる。そんな中名前から『今日素麺するけど』だの『晩御飯悩み中』だの連絡が来たらそりゃ行く。不本意だけれど天地はもうこの女とつるむのが嫌じゃなかった。馬鹿みたく笑って跳ねて飛び回る女を見てると勢力の事もなにも考えなくて済むので楽なのである。
「今日飯は」
『決めてないの、何がいい?なんでもいい以外ね』
「……」
『なんでもいいって言おうとしたんでしょ』
「うるせー」
『うーん』
「ンだよ」
『天地くん見てたらお餅焼きたくなる』
「お前二度と言うなっつったろ」
竜胆の制服は白である。転校したてで制服着たまんま家に来た時名前は笑い崩れた。なんだよと声をかけると『おもち完全体』なんてツボにハマって動けなくなったので腹が立ってデコピンを喰らわせた。色を抜きまくった金髪は白く見えなくもない。
『おもちくんさぁ』
「コラ」
『冬になったらちゃんと色付きのマフラーとかしなきゃダメだよ』
「一応聞いてやる」
『ゆ、雪に同化して、く、車に轢かれそう……!!!』
「最近調子に乗ってるなお前」
名前の頭をギチギチと掴んでやるとあ゛~~~~~!!!!と泣きそうな声でぺちぺち腕を叩く。痛いの嫌なら言うな。
『ねえ買い物行こ』
「決めたのか」
『子羊のロースト』
「ホントに作れよお前」
『羊食べるならジンギスカンがいい』
「何にすんだよ」
『待って冷蔵庫見る』
「ん」
『ねえ急激にチャーハン食べたくなってきた』
「ほー」
『鮭チャーハンにしたい、鮭フレーク買ってこよ』
「おー」
『あとね明日学校から帰ったら作れるように買いたいのある』
パパッとご飯を炊いて出かける準備。今日は休みだったので昼から居る天地もダル着である。会ってから一、二週間しか経たないけれど随分人の家でぐでぐで出来るな。私が許してるからか、と独り言ちて早く、とまだ立たない天地を揺する。
『早く』
「おー」
『おもちくん早く!!!』
「テメー」
『あだだだ……』