いちねんせい じゅういち!
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「お前秋物無くないか」
『?』
「いや、秋物。ジャケットとか」
『ジャンバーあるよ』
「モッコモコだな。いや秋用」
『そうね!いつ頃秋来るの?』
「いや……」
『ん?』
「もうそろそろ秋になるだろ」
『寿くん』
「あ」
『まだ9月中だよ?』
「あぁ」
『舐めてんの?』
「お前がな」
だって戸亜留市、まだ気温は24℃以上である。未だ名前はへーへー声を出して死んでいる。天地からしたらもうそろそろ秋だな、アウターコイツ持ってねえなという気持ち。でもコイツ上になんか着たら死ぬのでは。
『まだ要らないかなぁ』
「季節感がゼロ」
『マイナスまで行ったら着る』
「真冬だわそれは」
『は?氷点下15℃舐めてんの?』
「一緒の物差しで測るな、死ぬんだよそれは」
『解せない』
「解せ」
『こっち冬どんくらいになるの?』
「行っても-1かそこら」
『春なの?』
「お前の地元どうなってんだ」
聞くと名前の地元では四月でも氷点下になったりするのだとか。こちらからしたら考えられないし考えたくないと思っていると『たまに四月でも雪降るよお』なんて言われてスペキャ顔。間違ってもお前の地元には行かない。天地はどちらかと言えば寒がり体質であった。
「……見に行くか」
『いらないってば』
「気温差で死ぬかも知れねえだろが」
『人のことなんだと思ってんの?』
「グッピー」
『ぐっ』
このとんでもなく怖い顔の友人の口からグッピーなんて単語が出て思わず名前は吹き出しちまった。しかもめちゃくちゃ真面目な顔である。
かくして二人は秋物を散策しにショッピングモールへ。天地が真剣な顔で手にヤド〇の着ぐるみパジャマを持ってるのは無視。どうせ着せる気でしょ。知ってるんだから。
『寿くんどっちのが似合う??????』
「右手」
『即決が過ぎない?』
「寄越せ」
『お断りします』
「良いから寄越せ」
『あっでっかいクマのパジャマある』
「お前にゃデカいだろ」
『……』
「おい嘘だろ絶対嫌だぞ」
『買うね』
「駄目だ」
『私が欲しい物私のお金で買って駄目なことなくない?』
「いやお前それどうせ着ろっつーんだろ絶対嫌だぞ」
『駄目?』
「駄目」
『ダメ?』
「……駄目だ」
『ねえ゛……』
「う゛っその顔やめろ」
だからその悲しい顔苦手なんだってば。でもクマのパジャマは着たくない。どうしたもんかと首をカリカリ掻くと名前はその隙にレジに向かっていやがる。
「おい着ねえって」
『早く持ってる服置いてくれる?』
「聞いちゃいねえ」
「お前秋物無くないか」
『?』
「いや、秋物。ジャケットとか」
『ジャンバーあるよ』
「モッコモコだな。いや秋用」
『そうね!いつ頃秋来るの?』
「いや……」
『ん?』
「もうそろそろ秋になるだろ」
『寿くん』
「あ」
『まだ9月中だよ?』
「あぁ」
『舐めてんの?』
「お前がな」
だって戸亜留市、まだ気温は24℃以上である。未だ名前はへーへー声を出して死んでいる。天地からしたらもうそろそろ秋だな、アウターコイツ持ってねえなという気持ち。でもコイツ上になんか着たら死ぬのでは。
『まだ要らないかなぁ』
「季節感がゼロ」
『マイナスまで行ったら着る』
「真冬だわそれは」
『は?氷点下15℃舐めてんの?』
「一緒の物差しで測るな、死ぬんだよそれは」
『解せない』
「解せ」
『こっち冬どんくらいになるの?』
「行っても-1かそこら」
『春なの?』
「お前の地元どうなってんだ」
聞くと名前の地元では四月でも氷点下になったりするのだとか。こちらからしたら考えられないし考えたくないと思っていると『たまに四月でも雪降るよお』なんて言われてスペキャ顔。間違ってもお前の地元には行かない。天地はどちらかと言えば寒がり体質であった。
「……見に行くか」
『いらないってば』
「気温差で死ぬかも知れねえだろが」
『人のことなんだと思ってんの?』
「グッピー」
『ぐっ』
このとんでもなく怖い顔の友人の口からグッピーなんて単語が出て思わず名前は吹き出しちまった。しかもめちゃくちゃ真面目な顔である。
かくして二人は秋物を散策しにショッピングモールへ。天地が真剣な顔で手にヤド〇の着ぐるみパジャマを持ってるのは無視。どうせ着せる気でしょ。知ってるんだから。
『寿くんどっちのが似合う??????』
「右手」
『即決が過ぎない?』
「寄越せ」
『お断りします』
「良いから寄越せ」
『あっでっかいクマのパジャマある』
「お前にゃデカいだろ」
『……』
「おい嘘だろ絶対嫌だぞ」
『買うね』
「駄目だ」
『私が欲しい物私のお金で買って駄目なことなくない?』
「いやお前それどうせ着ろっつーんだろ絶対嫌だぞ」
『駄目?』
「駄目」
『ダメ?』
「……駄目だ」
『ねえ゛……』
「う゛っその顔やめろ」
だからその悲しい顔苦手なんだってば。でもクマのパジャマは着たくない。どうしたもんかと首をカリカリ掻くと名前はその隙にレジに向かっていやがる。
「おい着ねえって」
『早く持ってる服置いてくれる?』
「聞いちゃいねえ」