いちねんせい じゅういち!
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「名前ちゃん大福あげるね」
『たべない』
「食べないの?いつも美味しそうに食べるのに。具合悪い?」
『ううん。痩せる』
「ダイエット?必要無くない?」
『こっち来てから5キロ太った』
「名前ちゃんそれは健康になってきたって言うんだよ」
『このままだと寿くんにあと5キロ太らされる』
「んふ」
『おやつやめる』
「アイスも?」
『う゛ん』
「今でさえ暑くて死にかけてるのに?」
『たべない』
「名前ちゃん、食べないのは身体に悪いから運動は?ほら、家まで歩くとかさ」
『歩いたら痩せる?』
「歩幅おっきくして、手もちゃんと振ればね。走らなくていいから歩くところから始めたら?」
『解った』
「うんうん」
『でもアイスはやめる』
「う~ん頑固」
『夜ご飯抜きたい』
「天地が許してくれるかな?」
『ちょっとずつご飯足される……』
「だよねえ。……あっ、名前ちゃん」
『あい』
「ダイエットに良いサプリとかジュースとか誰かに勧められても貰っちゃ駄目だよ、詐欺だからね」
『子供じゃない』
「誘拐されかける高校生はお子様なんだよ」
名前の意思は固かった。絶対痩せてやるという強い気持ち。クラスメイトにあのね運動したいの、と言えば生温い目でじゃあ今日はクラス対抗バスケしよっかぁなんて言われる。
「苗字ちゃんまずドリブルしようね」
『こう゛!?』
「そう掌全体で!良いよ!じゃそのまま歩いてみよ」
『解った!!!』
「ど~して足に着地させちゃうかなぁ」
『もっかいする』
「ゆっくりゆっくり、焦ったら駄目だからねボール!!!!!!!」
歩き出したらボールを強く叩いちまって顔面とごっつんこして笑われた。解せない。
じゃシュートしてみよ!と言われ、近くからなら出来るけど3P地点からだと筋力が足りねえ事が解ってクラスメイトは崩れ落ちた。
「名前ちゃんあれね。空間認識というか、そういうのは得意なのね。なんかやってた?」
『射的大得意』
「射的かぁ。よしディフェンスの練習もしよっか」
『一緒にしてくれるの?』
「一緒に出来るようになったらもっと楽しいもんね」
「あと苗字ちゃん針田に馬鹿にされる時ムッとしてるし」
「苗字~!ドリブル出来るようになったかぁ~???」
『フーーーーーーッ゛』
「解りやす」
「おいなにムスッとしてんだお前」
『……』
「デコのガーゼなんだ」
『……バスケットボールぶっけた……』
「フ」
『笑った!!!!今笑ったでしょ!!!!!』
「解ったから跳ねんな転ぶぞ」
迎えに来たら名前のおでこにガーゼが貼ってあって何事?とも思ったけど、そんな理由なら笑わざるを得ない。
「良いから帰るぞ」
『晩御飯何がい?』
「中」
『適当~にぽく作るね』
「お前も食えよ」
『えっ……』
「食えよ」
『太らされる……ッ!』
「フン」
『あ、ねえ爪割れた』
「帰ったら爪磨け」
『あれ苦手』
「苦手もクソもねえだろ」
『苦手なんだもん』
買い物を済ませて家でご飯も結局食べてゆったり時間。風呂上がりに名前がタオルに爪を引っ掛けてムスッとするからこっち来い、と天地が呼び寄せる。
『ねえホントに苦手なの』
「黙ってろ」
『まッ、う゛、オギャ』
「なんの鳴き声だ今の」
『おわ゛ッ!やだ!うあ゛、あ゛~~~~~~~~~~~~!!!!!!!』
「うるっさ」
真正面で向かい合って天地が名前の爪を磨いてやるととんでもねえ悲鳴を上げやがった。磨く時の振動が嫌いらしい。そりゃもうハチャメチャに暴れて顔をくちゃくちゃにするから天地の中にムクムクと悪戯心が湧き上がる。
「こっち来い」
『やだ~゛!!!』
「うるせえなお前」
『やだッ、やだ~~~!!!!』
「ハイハイ」
ただ爪磨くだけだってば。心做しか口端が上がってる天地は名前を胡座の上に乗せた。準備完了。
『はなして゛』
「やるぞ」
『待ってホントにむり゛、ぃ、や゛~~!!!!!!!!』
自分の爪も割と磨いてる系天地寿は満足のいくまで名前の爪を磨いた。途中からぐすぐす言い出したからちょっと戸惑ったけど面白さのが勝った。終わった後名前はギャン泣きして天地のTシャツをべっしょべしょにしたけれど、今度から言うこと聞かなかったらやってやろ……と天地は悪い顔をしたのだった。
「名前ちゃん大福あげるね」
『たべない』
「食べないの?いつも美味しそうに食べるのに。具合悪い?」
『ううん。痩せる』
「ダイエット?必要無くない?」
『こっち来てから5キロ太った』
「名前ちゃんそれは健康になってきたって言うんだよ」
『このままだと寿くんにあと5キロ太らされる』
「んふ」
『おやつやめる』
「アイスも?」
『う゛ん』
「今でさえ暑くて死にかけてるのに?」
『たべない』
「名前ちゃん、食べないのは身体に悪いから運動は?ほら、家まで歩くとかさ」
『歩いたら痩せる?』
「歩幅おっきくして、手もちゃんと振ればね。走らなくていいから歩くところから始めたら?」
『解った』
「うんうん」
『でもアイスはやめる』
「う~ん頑固」
『夜ご飯抜きたい』
「天地が許してくれるかな?」
『ちょっとずつご飯足される……』
「だよねえ。……あっ、名前ちゃん」
『あい』
「ダイエットに良いサプリとかジュースとか誰かに勧められても貰っちゃ駄目だよ、詐欺だからね」
『子供じゃない』
「誘拐されかける高校生はお子様なんだよ」
名前の意思は固かった。絶対痩せてやるという強い気持ち。クラスメイトにあのね運動したいの、と言えば生温い目でじゃあ今日はクラス対抗バスケしよっかぁなんて言われる。
「苗字ちゃんまずドリブルしようね」
『こう゛!?』
「そう掌全体で!良いよ!じゃそのまま歩いてみよ」
『解った!!!』
「ど~して足に着地させちゃうかなぁ」
『もっかいする』
「ゆっくりゆっくり、焦ったら駄目だからねボール!!!!!!!」
歩き出したらボールを強く叩いちまって顔面とごっつんこして笑われた。解せない。
じゃシュートしてみよ!と言われ、近くからなら出来るけど3P地点からだと筋力が足りねえ事が解ってクラスメイトは崩れ落ちた。
「名前ちゃんあれね。空間認識というか、そういうのは得意なのね。なんかやってた?」
『射的大得意』
「射的かぁ。よしディフェンスの練習もしよっか」
『一緒にしてくれるの?』
「一緒に出来るようになったらもっと楽しいもんね」
「あと苗字ちゃん針田に馬鹿にされる時ムッとしてるし」
「苗字~!ドリブル出来るようになったかぁ~???」
『フーーーーーーッ゛』
「解りやす」
「おいなにムスッとしてんだお前」
『……』
「デコのガーゼなんだ」
『……バスケットボールぶっけた……』
「フ」
『笑った!!!!今笑ったでしょ!!!!!』
「解ったから跳ねんな転ぶぞ」
迎えに来たら名前のおでこにガーゼが貼ってあって何事?とも思ったけど、そんな理由なら笑わざるを得ない。
「良いから帰るぞ」
『晩御飯何がい?』
「中」
『適当~にぽく作るね』
「お前も食えよ」
『えっ……』
「食えよ」
『太らされる……ッ!』
「フン」
『あ、ねえ爪割れた』
「帰ったら爪磨け」
『あれ苦手』
「苦手もクソもねえだろ」
『苦手なんだもん』
買い物を済ませて家でご飯も結局食べてゆったり時間。風呂上がりに名前がタオルに爪を引っ掛けてムスッとするからこっち来い、と天地が呼び寄せる。
『ねえホントに苦手なの』
「黙ってろ」
『まッ、う゛、オギャ』
「なんの鳴き声だ今の」
『おわ゛ッ!やだ!うあ゛、あ゛~~~~~~~~~~~~!!!!!!!』
「うるっさ」
真正面で向かい合って天地が名前の爪を磨いてやるととんでもねえ悲鳴を上げやがった。磨く時の振動が嫌いらしい。そりゃもうハチャメチャに暴れて顔をくちゃくちゃにするから天地の中にムクムクと悪戯心が湧き上がる。
「こっち来い」
『やだ~゛!!!』
「うるせえなお前」
『やだッ、やだ~~~!!!!』
「ハイハイ」
ただ爪磨くだけだってば。心做しか口端が上がってる天地は名前を胡座の上に乗せた。準備完了。
『はなして゛』
「やるぞ」
『待ってホントにむり゛、ぃ、や゛~~!!!!!!!!』
自分の爪も割と磨いてる系天地寿は満足のいくまで名前の爪を磨いた。途中からぐすぐす言い出したからちょっと戸惑ったけど面白さのが勝った。終わった後名前はギャン泣きして天地のTシャツをべっしょべしょにしたけれど、今度から言うこと聞かなかったらやってやろ……と天地は悪い顔をしたのだった。