いちねんせい じゅう!
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ぐったりして寝息をたてる女の髪を梳く。結局コイツ今日も全然飯食ってねえな、なんて思いながら。
体温は朝より下がって7度2分、明日の朝には元気だろう。……こういう時はもう一日様子を見て休ませた方が良いのか?起きてから決めるか。
どうにも昨日ら辺から天地の脳裏にチカチカと嫌な映像が浮かんでは消える。大丈夫だとは解っている、し、別にこの女がどうなった所で……と考えたところでまた嫌な映像が脳裏に鮮明に浮かんだ。胃がきゅう、と縮んで視野が段々と狭まっていく。名前の頭を触る手がガタガタと震え、背筋が冷えていく。振り払え、今の今まで思い出した事なんざ無かっただろ。こんな女ひとり、ただの風邪だってのに。
『ん゛……』
「……」
名前が寝惚けて体勢を変えて横に座り込む天地の腕にしがみつく。熱が出てるから余計に高い体温はゆっくりと天地の冷えた身体に熱を分け与えて、気付けば視界にゃ名前しか写っていなかった。先程まで頭を占めていた映像は消え去って、目の前の温もりが思考を乗っ取っていく。
天地はゆっくり名前の頭を枕に戻す。布団をちゃんと掛けて自分も隣の布団に横になった。いつもは腕の中にある温もりはホントに近い距離だってのに馬鹿みたいに遠く感じてなんだか暑いのに寒かった。ちょっとモヤモヤして名前にズリズリ近付いて柔い頬っぺにあむと噛み付くと寝ている名前はしわくちゃな顔をして唸ったのだった。
「熱測るぞ」
『ん゛!!!!』
起きたら元気いっぱいの名前に鬱陶しそうな顔をして天地は体温計を差し出した。6度7分。まぁ良いだろう。ンでも今日は起きたのが十時過ぎだったのでもう一日様子見ようなとなって名前は不貞腐れていた。もう行けるもん。
『待って』
「あ」
『寿くんは学校行くのよ』
「もう休む連絡しちまったな」
『も゛~~~!!!!』
してないけど。天地は今日もサボる気満々であった。ここ二日ゆっくり寝てないし今日は絶対に寝る。ご飯を食べて薬も飲んで熱を測ったのを確認した天地は名前を布団に引きずり込んだ。足で胴体を引き寄せて抱き締める。うんやっぱりこの感じ。
『寝ない゛』
「ねる」
『買い物行くもん゛』
「……何買うものあった」
『は?昨日寿くんがダメにした皿ですけど』
「怒るな」
昨日思考がフワフワしてた天地は盛大に名前が気に入っていた天地と買った綺麗な皿を割った。十分程キレられて機嫌を取るのに三十分。マジで大変だった。
「まだ皿あるだろ」
『あの皿がいいの』
「我儘女」
『割った人が言う言葉じゃないのよ』
「クソが」
まぁ風邪の間飯もあんまり食えてなかったし精のつくものでも食った方が良いわなと買い物は良し。二人して外に出ると普通~に暑い。暑さ対策で名前はおでこに冷えピタ常備である。
『コロッケたべたい』
「カゴ入れろ」
『待ってやっぱりエビフライにする』
「部屋暑くなるな……」
『やだかき氷にする』
「そりゃ飯じゃねえんだよ」
ぐったりして寝息をたてる女の髪を梳く。結局コイツ今日も全然飯食ってねえな、なんて思いながら。
体温は朝より下がって7度2分、明日の朝には元気だろう。……こういう時はもう一日様子を見て休ませた方が良いのか?起きてから決めるか。
どうにも昨日ら辺から天地の脳裏にチカチカと嫌な映像が浮かんでは消える。大丈夫だとは解っている、し、別にこの女がどうなった所で……と考えたところでまた嫌な映像が脳裏に鮮明に浮かんだ。胃がきゅう、と縮んで視野が段々と狭まっていく。名前の頭を触る手がガタガタと震え、背筋が冷えていく。振り払え、今の今まで思い出した事なんざ無かっただろ。こんな女ひとり、ただの風邪だってのに。
『ん゛……』
「……」
名前が寝惚けて体勢を変えて横に座り込む天地の腕にしがみつく。熱が出てるから余計に高い体温はゆっくりと天地の冷えた身体に熱を分け与えて、気付けば視界にゃ名前しか写っていなかった。先程まで頭を占めていた映像は消え去って、目の前の温もりが思考を乗っ取っていく。
天地はゆっくり名前の頭を枕に戻す。布団をちゃんと掛けて自分も隣の布団に横になった。いつもは腕の中にある温もりはホントに近い距離だってのに馬鹿みたいに遠く感じてなんだか暑いのに寒かった。ちょっとモヤモヤして名前にズリズリ近付いて柔い頬っぺにあむと噛み付くと寝ている名前はしわくちゃな顔をして唸ったのだった。
「熱測るぞ」
『ん゛!!!!』
起きたら元気いっぱいの名前に鬱陶しそうな顔をして天地は体温計を差し出した。6度7分。まぁ良いだろう。ンでも今日は起きたのが十時過ぎだったのでもう一日様子見ようなとなって名前は不貞腐れていた。もう行けるもん。
『待って』
「あ」
『寿くんは学校行くのよ』
「もう休む連絡しちまったな」
『も゛~~~!!!!』
してないけど。天地は今日もサボる気満々であった。ここ二日ゆっくり寝てないし今日は絶対に寝る。ご飯を食べて薬も飲んで熱を測ったのを確認した天地は名前を布団に引きずり込んだ。足で胴体を引き寄せて抱き締める。うんやっぱりこの感じ。
『寝ない゛』
「ねる」
『買い物行くもん゛』
「……何買うものあった」
『は?昨日寿くんがダメにした皿ですけど』
「怒るな」
昨日思考がフワフワしてた天地は盛大に名前が気に入っていた天地と買った綺麗な皿を割った。十分程キレられて機嫌を取るのに三十分。マジで大変だった。
「まだ皿あるだろ」
『あの皿がいいの』
「我儘女」
『割った人が言う言葉じゃないのよ』
「クソが」
まぁ風邪の間飯もあんまり食えてなかったし精のつくものでも食った方が良いわなと買い物は良し。二人して外に出ると普通~に暑い。暑さ対策で名前はおでこに冷えピタ常備である。
『コロッケたべたい』
「カゴ入れろ」
『待ってやっぱりエビフライにする』
「部屋暑くなるな……」
『やだかき氷にする』
「そりゃ飯じゃねえんだよ」