いちねんせい きゅう!
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『寿くん』
「あ」
『怖そう』
「普通だろ」
「お連れ様は待合室でお願いします」
『寿くん』
「ガキじゃねーんだ行ってこい」
美容室に来ています。田舎の小さな美容室しか行ったことのない名前はカチカチになりながら椅子に座った。美容師のお姉さんはあらあら緊張しちゃってと笑いながら今日はどうしますかと聞く。
『か、可愛くしてください……』
「んふふ、かしこまりました」
『えっ。どうしよう』
「肩くらいでいいですか?」
『あ!はい!いっぱい梳いてください!』
「はぁい」
一方待ってる間外で煙草を黙々と吸う天地。待つのは別に苦じゃないけれど、俺なにやってんだろという気持ち。なんであれの髪切るのに付き合ってんだ俺は。
吸い終わって待合室に戻ると名前を担当している美容師がお連れ様ちょっと良いですかと声をかける。流石戸亜留の美容師、肝が太い。
「名前ちゃんの髪これくらいで良いですかね?」
名前ちゃんってなんだ。この短時間で仲良くなったのか。見て!とえへえへ笑う名前に良いんじゃねえか、と頷くと仕上げするのでまた待合室でお待ちくださいと言われトボトボ待合室へ。
「え!友達なの?」
『友達!今日ねバスボール一緒に買いに行くの』
「そっかぁ……」
可愛くしてもらった名前は美容師のお姉さんにありがとございます!また来ます!と手を振った。天地に引き摺られていく名前にお姉さんもあらあらと笑みを深めたのだった。
『かわい!!!!?』
「おー」
『は?雑過ぎて萎えるんですけど』
「ん゛、もうそんな時期……」
結局先月生理前特有の情緒不安定はクソほど来てた癖にまた生理は来やしなかった。一瞬パニクった天地は妊娠検査薬を買いかけて名前にキレられていたけれど。そういう事してませんが?悪かったって。夏の気候によるストレスが半端ないらしい。
『あと元々父親が生理来る度嫌な顔してたからだと思う』
「住所を教えろ」
『教えません』
そうして二人は雑貨屋へ。珍しいモンを見てはキャッキャと騒いで跳ねる名前の頭を抑えて疲れたなぁという顔をする天地。いつも通りでした。
『泡風呂』
「……」
『あっこれ色変わる……』
「花のやつは」
『あ゛!欲し!』
「二個までにしろ」
『うん゛……』
「どれ」
『花のやつとねえ、ん゛~……』
「……二個までだぞ」
『ん゛~……』
「………………解った……三個で良いから……」
『虹と泡風呂!』
「クソ女」
『寿くん』
「あ」
『怖そう』
「普通だろ」
「お連れ様は待合室でお願いします」
『寿くん』
「ガキじゃねーんだ行ってこい」
美容室に来ています。田舎の小さな美容室しか行ったことのない名前はカチカチになりながら椅子に座った。美容師のお姉さんはあらあら緊張しちゃってと笑いながら今日はどうしますかと聞く。
『か、可愛くしてください……』
「んふふ、かしこまりました」
『えっ。どうしよう』
「肩くらいでいいですか?」
『あ!はい!いっぱい梳いてください!』
「はぁい」
一方待ってる間外で煙草を黙々と吸う天地。待つのは別に苦じゃないけれど、俺なにやってんだろという気持ち。なんであれの髪切るのに付き合ってんだ俺は。
吸い終わって待合室に戻ると名前を担当している美容師がお連れ様ちょっと良いですかと声をかける。流石戸亜留の美容師、肝が太い。
「名前ちゃんの髪これくらいで良いですかね?」
名前ちゃんってなんだ。この短時間で仲良くなったのか。見て!とえへえへ笑う名前に良いんじゃねえか、と頷くと仕上げするのでまた待合室でお待ちくださいと言われトボトボ待合室へ。
「え!友達なの?」
『友達!今日ねバスボール一緒に買いに行くの』
「そっかぁ……」
可愛くしてもらった名前は美容師のお姉さんにありがとございます!また来ます!と手を振った。天地に引き摺られていく名前にお姉さんもあらあらと笑みを深めたのだった。
『かわい!!!!?』
「おー」
『は?雑過ぎて萎えるんですけど』
「ん゛、もうそんな時期……」
結局先月生理前特有の情緒不安定はクソほど来てた癖にまた生理は来やしなかった。一瞬パニクった天地は妊娠検査薬を買いかけて名前にキレられていたけれど。そういう事してませんが?悪かったって。夏の気候によるストレスが半端ないらしい。
『あと元々父親が生理来る度嫌な顔してたからだと思う』
「住所を教えろ」
『教えません』
そうして二人は雑貨屋へ。珍しいモンを見てはキャッキャと騒いで跳ねる名前の頭を抑えて疲れたなぁという顔をする天地。いつも通りでした。
『泡風呂』
「……」
『あっこれ色変わる……』
「花のやつは」
『あ゛!欲し!』
「二個までにしろ」
『うん゛……』
「どれ」
『花のやつとねえ、ん゛~……』
「……二個までだぞ」
『ん゛~……』
「………………解った……三個で良いから……」
『虹と泡風呂!』
「クソ女」