いちねんせい きゅう!
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『って事があってね、寿くんに凄い怒られた』
「うんそれは怒られても仕方ないね」
『拓海くんも怒る?』
「怒るけど、天地に言われて解ったんなら良いんじゃない。頬っぺまだ痛い?」
『痛いの飛んでけしたから大丈夫!』
「ンははガキンチョ」
『ようは思い込み』
「む、そこは大人」
いつも通り電車で藤代の拓海とお喋り。聞いた拓海はこの馬鹿……と怒りそうになったのだけど、天地に怒られてるならいっかともなった。何回も怒られたくないだろうし。もうしちゃダメだよとチョコを口に突っ込む。飴も与えなきゃね。
「オンギャア!?」
「アカチャン!?アカチャンナンデ!!!?」
「苗字~事情聴取~!」
「赤ちゃんおいで」
「座りな」
「殺る?」
『やらない』
学校に着いた名前はまず校門で先輩達に悲鳴をあげられ、教室で事情聴取される事になった。渋々あった事を話すと皆怒って、もうダメだかんね!と強めに言われた。ごめんて。同じクラスの針田くんという男の子は名前からめちゃくちゃ詳しく話を聞いて、天地が撃退したと聞いたらそっかぁ!とにこやかに笑った。名前は解ったけれど、目は笑っていなかった。
さて、また暫くお迎えが来ることになった。校門でいつもの顰めっ面で待つ天地に色んな奴が「お!お迎えご苦労さん」「赤ちゃんの怪我には気を付けなね」「飴ちゃん食うか?」「今日も白いなおめー」などと話しかけてきて鬱陶しがっている。喧しいし今回の怪我はアイツのせいだし飴要らねえし最後針田お前は黙ってろ。
『寿くん!!!!!』
「走るな」
『見て!!!!!ハンカチ!!!!!!』
「なんで」
『今日作った』
「そうか」
「苗字ちゃんばいばーい!」
「気を付けて帰るんだよ」
『バイバイ!!!!!!!!!』
「ボリューム」
仲良し!と言うばかりに名前は天地とお手手を繋いで歩く。元気だなコイツ。昨日までぺそぺそ泣いてたくせに。
『ね!今日ご飯なににする!!!?』
「なんだろうな」
『私ねえ今凄く食欲がない』
「素麺で良いんじゃねえか」
『趣向を変えてざるうどんにしよ』
「おー」
『温玉天かすネギもりもり』
「買うぞ」
食欲あるんじゃねーか、などとは言わない。無駄なので。食べれるなら食べた方がいい。
スーパーで材料を買って、今日は温玉は本当なら高上がりだけど茹でると考えたら部屋が地獄みてーな暑さになるので避けた方が利口だと、悩んだ名前を押し退けて購入した。
『ただいま!!!!』
「ん」
『おかえり!!!!!』
「んぐ」
未だにおかえりが慣れない天地は少し唸ってからわしゃわしゃ名前の頭を撫でた。なんで撫でられたかよく解らないけど嬉しい名前はえへえへ笑ってご飯の準備。
『あ゛~~~~~~~~~~~あっつい゛!!!
!!』
「窓開けるぞ」
『網戸にシュッシュしてね』
「おー」
窓を開けて網戸に専用の虫除けスプレーをかける。この間部屋に蚊が入って来た時殺したってのにまだ居るかも知れないとノイローゼになりかけた名前の為に買ったものだった。なるなよ。泣きはしないけど夜虫がいる……と呟きながら寝れなくなりかけたのを見て流石に哀れに思ったので。ちなみにその日はもう居ないからと言い聞かせて寝かし付けた後一時間くらい名前が『やだ……虫……いる……』とウンウンうなされていたのが決定打。自分のテリトリーに虫(侵入者)が居るのが許せないらしい。
「蚊取り線香は」
『引き出しに入ってる。蝿も殺せるやつ』
「虫に対しての殺意」
蚊取り線香に火をつけて煙草にも火をつける。トトト、と包丁の音。自分で研いでるらしい包丁はいつも迷いない音を響かせている。
『無理あっつい寿くんうどんザルにあけて』
「クソ女」
座って麦茶でも飲んでろ。時折名前は天地にこうやって料理を手伝ってと言うようになった。まぁそれでも単純作業で肉を叩くとか揉むとかだけど。それでも前まで意地でもキッチンに入れなかったのに最近なら皿を洗うのも任せていた。それが名前なりの心の開き方。いや今までも開いては居たけど、幼い頃から飯を作らなかった母親と名前が作れなかった頃腐ったもんだとかを叩き付けてきたり、キッチンで料理を作る時隣でずぅっと監視してくる父親が頭の隅にずっと居たもんだから基本自分以外がキッチンに立つのを好まないのだ。ちなみにこれはこの間寝る前に名前が寝惚けながら呟いて天地の情緒は死んだ。オレ、コイツノオヤ、コロス。
うどんをザルにあけて水で流してから氷をぶち込む。あの我儘女は氷が多過ぎると食う時一緒に食って無の顔になるので少なめで。
「おい、つゆは」
『てれれれってれ~……』
「あったわ」
『ねえ見てよ』
「あ」
『わさび!(のぶ代)』
「ツッコミどころが多過ぎる」
『って事があってね、寿くんに凄い怒られた』
「うんそれは怒られても仕方ないね」
『拓海くんも怒る?』
「怒るけど、天地に言われて解ったんなら良いんじゃない。頬っぺまだ痛い?」
『痛いの飛んでけしたから大丈夫!』
「ンははガキンチョ」
『ようは思い込み』
「む、そこは大人」
いつも通り電車で藤代の拓海とお喋り。聞いた拓海はこの馬鹿……と怒りそうになったのだけど、天地に怒られてるならいっかともなった。何回も怒られたくないだろうし。もうしちゃダメだよとチョコを口に突っ込む。飴も与えなきゃね。
「オンギャア!?」
「アカチャン!?アカチャンナンデ!!!?」
「苗字~事情聴取~!」
「赤ちゃんおいで」
「座りな」
「殺る?」
『やらない』
学校に着いた名前はまず校門で先輩達に悲鳴をあげられ、教室で事情聴取される事になった。渋々あった事を話すと皆怒って、もうダメだかんね!と強めに言われた。ごめんて。同じクラスの針田くんという男の子は名前からめちゃくちゃ詳しく話を聞いて、天地が撃退したと聞いたらそっかぁ!とにこやかに笑った。名前は解ったけれど、目は笑っていなかった。
さて、また暫くお迎えが来ることになった。校門でいつもの顰めっ面で待つ天地に色んな奴が「お!お迎えご苦労さん」「赤ちゃんの怪我には気を付けなね」「飴ちゃん食うか?」「今日も白いなおめー」などと話しかけてきて鬱陶しがっている。喧しいし今回の怪我はアイツのせいだし飴要らねえし最後針田お前は黙ってろ。
『寿くん!!!!!』
「走るな」
『見て!!!!!ハンカチ!!!!!!』
「なんで」
『今日作った』
「そうか」
「苗字ちゃんばいばーい!」
「気を付けて帰るんだよ」
『バイバイ!!!!!!!!!』
「ボリューム」
仲良し!と言うばかりに名前は天地とお手手を繋いで歩く。元気だなコイツ。昨日までぺそぺそ泣いてたくせに。
『ね!今日ご飯なににする!!!?』
「なんだろうな」
『私ねえ今凄く食欲がない』
「素麺で良いんじゃねえか」
『趣向を変えてざるうどんにしよ』
「おー」
『温玉天かすネギもりもり』
「買うぞ」
食欲あるんじゃねーか、などとは言わない。無駄なので。食べれるなら食べた方がいい。
スーパーで材料を買って、今日は温玉は本当なら高上がりだけど茹でると考えたら部屋が地獄みてーな暑さになるので避けた方が利口だと、悩んだ名前を押し退けて購入した。
『ただいま!!!!』
「ん」
『おかえり!!!!!』
「んぐ」
未だにおかえりが慣れない天地は少し唸ってからわしゃわしゃ名前の頭を撫でた。なんで撫でられたかよく解らないけど嬉しい名前はえへえへ笑ってご飯の準備。
『あ゛~~~~~~~~~~~あっつい゛!!!
!!』
「窓開けるぞ」
『網戸にシュッシュしてね』
「おー」
窓を開けて網戸に専用の虫除けスプレーをかける。この間部屋に蚊が入って来た時殺したってのにまだ居るかも知れないとノイローゼになりかけた名前の為に買ったものだった。なるなよ。泣きはしないけど夜虫がいる……と呟きながら寝れなくなりかけたのを見て流石に哀れに思ったので。ちなみにその日はもう居ないからと言い聞かせて寝かし付けた後一時間くらい名前が『やだ……虫……いる……』とウンウンうなされていたのが決定打。自分のテリトリーに虫(侵入者)が居るのが許せないらしい。
「蚊取り線香は」
『引き出しに入ってる。蝿も殺せるやつ』
「虫に対しての殺意」
蚊取り線香に火をつけて煙草にも火をつける。トトト、と包丁の音。自分で研いでるらしい包丁はいつも迷いない音を響かせている。
『無理あっつい寿くんうどんザルにあけて』
「クソ女」
座って麦茶でも飲んでろ。時折名前は天地にこうやって料理を手伝ってと言うようになった。まぁそれでも単純作業で肉を叩くとか揉むとかだけど。それでも前まで意地でもキッチンに入れなかったのに最近なら皿を洗うのも任せていた。それが名前なりの心の開き方。いや今までも開いては居たけど、幼い頃から飯を作らなかった母親と名前が作れなかった頃腐ったもんだとかを叩き付けてきたり、キッチンで料理を作る時隣でずぅっと監視してくる父親が頭の隅にずっと居たもんだから基本自分以外がキッチンに立つのを好まないのだ。ちなみにこれはこの間寝る前に名前が寝惚けながら呟いて天地の情緒は死んだ。オレ、コイツノオヤ、コロス。
うどんをザルにあけて水で流してから氷をぶち込む。あの我儘女は氷が多過ぎると食う時一緒に食って無の顔になるので少なめで。
「おい、つゆは」
『てれれれってれ~……』
「あったわ」
『ねえ見てよ』
「あ」
『わさび!(のぶ代)』
「ツッコミどころが多過ぎる」