いちねんせい はち!
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起きたら目の前に上が裸の天地が居た名前はパニックになって暴れようとしたのだけど、とんでもねえ力で抱かれてるもんだから余計パニックであった。せめてもの抵抗で手をパタパタすると背中や横っ腹を触っちまってあ゛!えっち!と離しちまう。
でもこの状態も耐えられない。どうしよう。天地はまだスースー旋毛に息を吹きかけている。
仕方ねえな……と名前は開き直って手をわき……と歪ませた。このままだと起こせもしない。やるしかない。
つつ……と天地の横っ腹に指を這わせる。あれ?もしかしてこちょこちょ効かないタイプ?腹立つどういう事?諦めずにレッツこちょこちょ。びくりと身体が揺れたけど離してはくれない。上も向けないし起きたか確認出来ないけどまだ起きてないのだろうとこちょこちょ再開。
『……』
「……」
『……』
「……」
『……もしかして起きてる?』
「テメー」
『あ゛!!』
段々抱き締める力がギチギチ強くなってきたもんだから話しかけてみると天地は半ギレで唸って名前を押し倒した。お゛あ゛!と妙な鳴き声を吐いてくちゃくちゃな顔をするけれど天地はホントにキレかけている。寝てる奴の剥き出しの腹に何してやがんだテメー。
「クソ女が……」
『えっち』
「喧しい」
『起きたなら退いてよ』
「……」
『ちょっと』
「まさか人にちょっかいかけといて何もされねーとは思ってねえな?」
『汝右の頬を打たれたら』
「左の頬をぶん殴れ」
『野蛮人が過ぎる』
「差し出すな、殺られる前に殺れ」
『う~ん確かに……?』
「そうだ」
『やられる前にやる』
「俺ァもうやられた後だからやり返すんだよ」
『イエス様も腰抜かすじゃん』
「バンザイ」
『ばんざい』
「間抜け」
『あ゛!!騙した!詐欺!えっち!!』
「騙してねえし詐欺でもねえしえっちでもねえ」
散々擽られた名前はひーひー言いながらビクビク震えて転がっていた。笑いすぎて腰が抜けたのである。ひと仕事終えたぜみてーな面で天地は煙草を吸って、あれ?絵面が酷いなこれはと一瞬正気に戻ったけど頭を振った。今更だったわ。
「……いつまで拗ねてんだお前」
『うっさい!!えっち!!!』
「ほ~……」
『えっち!!!!!!!!』
生意気だなとまた遊んで(虐めて)やろうかとずりずり近付いて行くとフーーーーッ゛!!と猫の威嚇みてーな声を出された。もう少しまともに威嚇出来ねーのかお前は。
「そうか、アイス食わないのか」
『!』
「残念だな」
『たべる!』
「仕方ねえから俺が二つ食うか……」
『たべる!!!!』
名前の機嫌は一気に良くなってぴょんと跳ねながら冷凍庫に向かってった。健やかで結構。天地ものそのそ茶の間まで歩いていくとちゃんと天地の分も律儀にスプーンと一緒に置いてあった。
『でねえ、明日はクラス対抗ドッジボールなんだって』
「ほー、また痣作るんか」
『作る前提でもの言うのやめてくれる?』
「じゃあ作るなよ」
『うちの学校争いになると本気出すから』
「平和な争いだな」
『うちは弱小校だからせめて結束だけは深めようねって先輩言ってた』
「潔良いのか情けねえのか」
『寿くんとこみたいに喧嘩喧嘩じゃないのよ英明は』
「英明にも有名なの居るだろ」
『そなの?』
「俺を変な呼び名で呼ぶお前のクラスメイトだ」
『あ!針田くん!』
「岸中の針田秋好は有名どこだ」
『きしちゅう』
「迫田いるだろ。拓海ンとこの」
『迫ちゃん!』
「殺……、あれと同じとこだ」
『針田くん俺は不良じゃないよぉって言ってたのに?』
「ハ、鈴蘭にでも行くと思ったがな」
そしていずれ傘下に加えたいと思っている男だった。岸中時代、同じく有名であった迫田武文を打ち負かした針田という男が名前を迎えに行く時にや!お前加地屋の天地だろ!知ってる知ってる。苗字の友ピなんだろ?とか話しかけて来た時内心ちょっと驚いたのだ。あれ?コイツ針田、あれ?なんでこんなクソ雑魚高に居るんだコイツと。そして奴のせいで天地は色んな奴に友ピだの保護者だの飼い主だの言われるようになったのである。
にしても、あの腕も立つわ頭も回るわの奴は駒にしたいけれど、難しいのは名前の友人という事だった。いや別に関係ないのだけど最近結構仲が良いのは知っている。そんで天地が迎えに行かない日だとかさり気なく針田が名前を守っているのも知っていた。
「……ま、いいか」
『なにが?』
「いや」
『わさびアイス食べてみたくない?』
「正気か?」
起きたら目の前に上が裸の天地が居た名前はパニックになって暴れようとしたのだけど、とんでもねえ力で抱かれてるもんだから余計パニックであった。せめてもの抵抗で手をパタパタすると背中や横っ腹を触っちまってあ゛!えっち!と離しちまう。
でもこの状態も耐えられない。どうしよう。天地はまだスースー旋毛に息を吹きかけている。
仕方ねえな……と名前は開き直って手をわき……と歪ませた。このままだと起こせもしない。やるしかない。
つつ……と天地の横っ腹に指を這わせる。あれ?もしかしてこちょこちょ効かないタイプ?腹立つどういう事?諦めずにレッツこちょこちょ。びくりと身体が揺れたけど離してはくれない。上も向けないし起きたか確認出来ないけどまだ起きてないのだろうとこちょこちょ再開。
『……』
「……」
『……』
「……」
『……もしかして起きてる?』
「テメー」
『あ゛!!』
段々抱き締める力がギチギチ強くなってきたもんだから話しかけてみると天地は半ギレで唸って名前を押し倒した。お゛あ゛!と妙な鳴き声を吐いてくちゃくちゃな顔をするけれど天地はホントにキレかけている。寝てる奴の剥き出しの腹に何してやがんだテメー。
「クソ女が……」
『えっち』
「喧しい」
『起きたなら退いてよ』
「……」
『ちょっと』
「まさか人にちょっかいかけといて何もされねーとは思ってねえな?」
『汝右の頬を打たれたら』
「左の頬をぶん殴れ」
『野蛮人が過ぎる』
「差し出すな、殺られる前に殺れ」
『う~ん確かに……?』
「そうだ」
『やられる前にやる』
「俺ァもうやられた後だからやり返すんだよ」
『イエス様も腰抜かすじゃん』
「バンザイ」
『ばんざい』
「間抜け」
『あ゛!!騙した!詐欺!えっち!!』
「騙してねえし詐欺でもねえしえっちでもねえ」
散々擽られた名前はひーひー言いながらビクビク震えて転がっていた。笑いすぎて腰が抜けたのである。ひと仕事終えたぜみてーな面で天地は煙草を吸って、あれ?絵面が酷いなこれはと一瞬正気に戻ったけど頭を振った。今更だったわ。
「……いつまで拗ねてんだお前」
『うっさい!!えっち!!!』
「ほ~……」
『えっち!!!!!!!!』
生意気だなとまた遊んで(虐めて)やろうかとずりずり近付いて行くとフーーーーッ゛!!と猫の威嚇みてーな声を出された。もう少しまともに威嚇出来ねーのかお前は。
「そうか、アイス食わないのか」
『!』
「残念だな」
『たべる!』
「仕方ねえから俺が二つ食うか……」
『たべる!!!!』
名前の機嫌は一気に良くなってぴょんと跳ねながら冷凍庫に向かってった。健やかで結構。天地ものそのそ茶の間まで歩いていくとちゃんと天地の分も律儀にスプーンと一緒に置いてあった。
『でねえ、明日はクラス対抗ドッジボールなんだって』
「ほー、また痣作るんか」
『作る前提でもの言うのやめてくれる?』
「じゃあ作るなよ」
『うちの学校争いになると本気出すから』
「平和な争いだな」
『うちは弱小校だからせめて結束だけは深めようねって先輩言ってた』
「潔良いのか情けねえのか」
『寿くんとこみたいに喧嘩喧嘩じゃないのよ英明は』
「英明にも有名なの居るだろ」
『そなの?』
「俺を変な呼び名で呼ぶお前のクラスメイトだ」
『あ!針田くん!』
「岸中の針田秋好は有名どこだ」
『きしちゅう』
「迫田いるだろ。拓海ンとこの」
『迫ちゃん!』
「殺……、あれと同じとこだ」
『針田くん俺は不良じゃないよぉって言ってたのに?』
「ハ、鈴蘭にでも行くと思ったがな」
そしていずれ傘下に加えたいと思っている男だった。岸中時代、同じく有名であった迫田武文を打ち負かした針田という男が名前を迎えに行く時にや!お前加地屋の天地だろ!知ってる知ってる。苗字の友ピなんだろ?とか話しかけて来た時内心ちょっと驚いたのだ。あれ?コイツ針田、あれ?なんでこんなクソ雑魚高に居るんだコイツと。そして奴のせいで天地は色んな奴に友ピだの保護者だの飼い主だの言われるようになったのである。
にしても、あの腕も立つわ頭も回るわの奴は駒にしたいけれど、難しいのは名前の友人という事だった。いや別に関係ないのだけど最近結構仲が良いのは知っている。そんで天地が迎えに行かない日だとかさり気なく針田が名前を守っているのも知っていた。
「……ま、いいか」
『なにが?』
「いや」
『わさびアイス食べてみたくない?』
「正気か?」