いちねんせい ろく!
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動物園に来ています。
この間拓海と水族館に行った名前はまぁハイテンションで天地に自慢した。拓海くんとねえイルカのショー見てね、鮫も見たんだよ、なんて。最初はハイハイと聞いていた天地だけど段々ムカムカしてきて「行きたい所あんのか」と口を挟んだ。天地は人混みが嫌いだろうし行くとも思ってない名前はドデカい声で『動物園!!!!』と言った。天地はちょっと悩んで行くか、と言ったのだけど当日名前は炎天下に晒され死にかけていた。それでも行きたいと言うから手持ちの扇風機やら何やらを完全装備させた。
『見て!!!!!鳥!!!!!!』
「ハーネスが欲しい」
『え?変態ってコト?』
「お前がちょこまかしなきゃ言わねーんだよ」
『寿くんが言ってるの赤ちゃんハーネスでしょ?私赤ちゃんじゃないよ』
「違うのか」
『キレそう』
「段差あるぞ」
『ありがと、あ!!!!象さん!!!!!』
「待て待て待て馬鹿女」
夏休みなので親子連れも割と居るのだけど、あ……不良が居る……となってたママさん達もはしゃぐ名前を疲れた顔で追い回す天地にあらあら……という顔になっちまった。新米パパさん頑張るのよ(違う)。
さて、最終的にいつ迷子になるか解らねえ名前の腕を掴んでいたらそれなら手がいい!!!!とドデカい声で言われたので仲良くお手手を繋いでいます。天地は何故……?という顔。別に良いけど。
『ね!ね!レッサーパンダ!!』
「おー」
『餌あげれるって!』
「おー」
「お姉さん餌あげてみますか?」
『あげるー!!!!』
「走るなよ」
レッサーパンダに子供達に混ざってウキウキで餌をやってる名前を呆れた顔で見ながら天地は近くのベンチに腰掛ける。
そんな一連の流れを見てたのはバイトをクビになってマジで金が無くて困って夏場はマジで嫌われるであろう着ぐるみのバイトをしていた奈良明だった。園内にある遊園地側は今人手が足りてるから動物園側頼むね!と言われて風船持って来たら天地が女と歩いてるじゃあないか。なんでアイツが女とデートなんぞしてんだよとキレ気味だったのだけど、よく見てみたらあの天地が女に振り回されている。面白くて面白くて休憩になったら将五に言ってやろ~!と思っていた。
『うさぎさん風船ください!!!!』
「駄目だ風船は要らねえ」
『いるもん』
「どうせ途中で離して泣くだろが」
『ん゛!!!!』
俺は一体何を見せられているんだという気持ちの奈良明。天地ってこんな面倒見良い奴だったのか?ダメって言われた女は泣きそうだけど。しわくちゃな顔で『風船……』と奈良を見ている。着ぐるみだけど。
まぁ仕事だし……と奈良は屈んで風船を一つ差し出した。女の顔はパ!と明るくなるけれど天地がとんでもねえ面をする。ありがと!!!!とデカい声でお礼を言った女はぱたぱた走り出して天地が走るなと声を上げる。
「あ」
「……」
『……』
「……」
『あ゛……』
「そういう所だ」
風船でテンションが上がって盛大に転んだ名前は泣き出しちまって疲れた顔の天地に連れていかれた。哀れ。
動物園に来ています。
この間拓海と水族館に行った名前はまぁハイテンションで天地に自慢した。拓海くんとねえイルカのショー見てね、鮫も見たんだよ、なんて。最初はハイハイと聞いていた天地だけど段々ムカムカしてきて「行きたい所あんのか」と口を挟んだ。天地は人混みが嫌いだろうし行くとも思ってない名前はドデカい声で『動物園!!!!』と言った。天地はちょっと悩んで行くか、と言ったのだけど当日名前は炎天下に晒され死にかけていた。それでも行きたいと言うから手持ちの扇風機やら何やらを完全装備させた。
『見て!!!!!鳥!!!!!!』
「ハーネスが欲しい」
『え?変態ってコト?』
「お前がちょこまかしなきゃ言わねーんだよ」
『寿くんが言ってるの赤ちゃんハーネスでしょ?私赤ちゃんじゃないよ』
「違うのか」
『キレそう』
「段差あるぞ」
『ありがと、あ!!!!象さん!!!!!』
「待て待て待て馬鹿女」
夏休みなので親子連れも割と居るのだけど、あ……不良が居る……となってたママさん達もはしゃぐ名前を疲れた顔で追い回す天地にあらあら……という顔になっちまった。新米パパさん頑張るのよ(違う)。
さて、最終的にいつ迷子になるか解らねえ名前の腕を掴んでいたらそれなら手がいい!!!!とドデカい声で言われたので仲良くお手手を繋いでいます。天地は何故……?という顔。別に良いけど。
『ね!ね!レッサーパンダ!!』
「おー」
『餌あげれるって!』
「おー」
「お姉さん餌あげてみますか?」
『あげるー!!!!』
「走るなよ」
レッサーパンダに子供達に混ざってウキウキで餌をやってる名前を呆れた顔で見ながら天地は近くのベンチに腰掛ける。
そんな一連の流れを見てたのはバイトをクビになってマジで金が無くて困って夏場はマジで嫌われるであろう着ぐるみのバイトをしていた奈良明だった。園内にある遊園地側は今人手が足りてるから動物園側頼むね!と言われて風船持って来たら天地が女と歩いてるじゃあないか。なんでアイツが女とデートなんぞしてんだよとキレ気味だったのだけど、よく見てみたらあの天地が女に振り回されている。面白くて面白くて休憩になったら将五に言ってやろ~!と思っていた。
『うさぎさん風船ください!!!!』
「駄目だ風船は要らねえ」
『いるもん』
「どうせ途中で離して泣くだろが」
『ん゛!!!!』
俺は一体何を見せられているんだという気持ちの奈良明。天地ってこんな面倒見良い奴だったのか?ダメって言われた女は泣きそうだけど。しわくちゃな顔で『風船……』と奈良を見ている。着ぐるみだけど。
まぁ仕事だし……と奈良は屈んで風船を一つ差し出した。女の顔はパ!と明るくなるけれど天地がとんでもねえ面をする。ありがと!!!!とデカい声でお礼を言った女はぱたぱた走り出して天地が走るなと声を上げる。
「あ」
「……」
『……』
「……」
『あ゛……』
「そういう所だ」
風船でテンションが上がって盛大に転んだ名前は泣き出しちまって疲れた顔の天地に連れていかれた。哀れ。