いちねんせい ご!
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ご飯も食べてお風呂も済ませてもう寝るだけとなり、寝る準備しよっかとなった。この頃には既に一緒に寝るのが当たり前になってるので寝室で寝ている。天地は普通~に「おかしい……」って思ってるけれど抱き枕が無くなるのはそれはそれで……とも思ってるので黙っている。
布団に横になると名前が腕の中でもぞもぞしながら見て、と携帯を突き出した。
「なんだ」
『クラス対抗バレー大会』
「お前の学校はちょくちょくおかしいな」
『途中からセパタクローになった』
「まぁ足はセーフだからな」
『見て足青タン』
「当たったんだな」
『痛い』
「昼に言えば湿布買ったのにな」
『たかが青タン』
「なら痛くねえな」
『は?喧嘩慣れして痛覚麻痺してない?』
「生意気だな」
『ま゛……』
名前の頬っぺたを軽く抓ると痛いというより悲しい……という顔をした。天地はちょっとこの顔に弱いのでング……とか唸りながら離して頬っぺたをもちもち触っておく。こうすると機嫌が良くなるので。
『あのねえ』
「ん」
『へへ』
「ンだよ」
『ねえ頭撫でて』
「あ?」
『たまに撫でてくれるじゃん』
バレてた、と表情を変えずに天地が息を詰めた。時々名前が先に寝た時手慰みに髪を梳く事がある。理由は解らないけれど、全幅の信頼を置かれ、純粋な好意を向けられると腹がモヤモヤしてどうしようも無くなる時があるのだ。自分以外を信用しない天地なのでこの女の事も別に、……どうとも思っちゃいないけど。ホントに、どうとも。
だから名前の頭を撫でてる手は、別に理由なんかない。ただ手が寂しかっただけ、ただそれだけ。
『あまちく』
「ん」
『あまちくん……』
「寝ろ」
『ぎゅって』
「解ったから」
眠くなると最近はいつもこう、というか天地がいつも名前を抱いて寝るから悪いのか、どうも抱き締められて寝るのが癖になっちまったらしい。
名前は今まで誰かに抱き締められるなんて事が無かったのでどうにもくっ付いて寝るのが心地良い。ぽやぽやした頭で天地の胸に頭を擦り付けると決まって頭をさりさり撫でてくれるのが好きだった。
『あまちく……』
「ん」
『ん゛……』
「眠いんだろ」
『ぎゅ……』
「……してんだろ」
『ん゛!』
「我儘女が」
『だめ……?』
「もうちょっと近く寄れ」
『へへ』
名前が天地の背に手を回す。眉間に皺を寄せて、仕方ねえなと足で名前の身体を引き寄せ腕を回した。すぐに腕の中でか……なんて間抜けな音が聞こえて薄く笑って目を閉じる。明日は……なんて考えてから、毎日来るわけじゃねーと言った筈だろと自問自答して眠りに落ちるのだった。
ご飯も食べてお風呂も済ませてもう寝るだけとなり、寝る準備しよっかとなった。この頃には既に一緒に寝るのが当たり前になってるので寝室で寝ている。天地は普通~に「おかしい……」って思ってるけれど抱き枕が無くなるのはそれはそれで……とも思ってるので黙っている。
布団に横になると名前が腕の中でもぞもぞしながら見て、と携帯を突き出した。
「なんだ」
『クラス対抗バレー大会』
「お前の学校はちょくちょくおかしいな」
『途中からセパタクローになった』
「まぁ足はセーフだからな」
『見て足青タン』
「当たったんだな」
『痛い』
「昼に言えば湿布買ったのにな」
『たかが青タン』
「なら痛くねえな」
『は?喧嘩慣れして痛覚麻痺してない?』
「生意気だな」
『ま゛……』
名前の頬っぺたを軽く抓ると痛いというより悲しい……という顔をした。天地はちょっとこの顔に弱いのでング……とか唸りながら離して頬っぺたをもちもち触っておく。こうすると機嫌が良くなるので。
『あのねえ』
「ん」
『へへ』
「ンだよ」
『ねえ頭撫でて』
「あ?」
『たまに撫でてくれるじゃん』
バレてた、と表情を変えずに天地が息を詰めた。時々名前が先に寝た時手慰みに髪を梳く事がある。理由は解らないけれど、全幅の信頼を置かれ、純粋な好意を向けられると腹がモヤモヤしてどうしようも無くなる時があるのだ。自分以外を信用しない天地なのでこの女の事も別に、……どうとも思っちゃいないけど。ホントに、どうとも。
だから名前の頭を撫でてる手は、別に理由なんかない。ただ手が寂しかっただけ、ただそれだけ。
『あまちく』
「ん」
『あまちくん……』
「寝ろ」
『ぎゅって』
「解ったから」
眠くなると最近はいつもこう、というか天地がいつも名前を抱いて寝るから悪いのか、どうも抱き締められて寝るのが癖になっちまったらしい。
名前は今まで誰かに抱き締められるなんて事が無かったのでどうにもくっ付いて寝るのが心地良い。ぽやぽやした頭で天地の胸に頭を擦り付けると決まって頭をさりさり撫でてくれるのが好きだった。
『あまちく……』
「ん」
『ん゛……』
「眠いんだろ」
『ぎゅ……』
「……してんだろ」
『ん゛!』
「我儘女が」
『だめ……?』
「もうちょっと近く寄れ」
『へへ』
名前が天地の背に手を回す。眉間に皺を寄せて、仕方ねえなと足で名前の身体を引き寄せ腕を回した。すぐに腕の中でか……なんて間抜けな音が聞こえて薄く笑って目を閉じる。明日は……なんて考えてから、毎日来るわけじゃねーと言った筈だろと自問自答して眠りに落ちるのだった。