いちねんせい ご!
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
?
『ポークチャップを作るなどします』
「ん」
『まず天地くんにはこの豚肉を怨念を込めて叩いて貰います』
「怨念」
『日頃の恨みつらみ』
「……」
『無いなら私が叩きます』
「恨みつらみ」
名前は勢いよく豚肉を叩いた。真顔で。とんでもねえ音がしたので思わず天地がちょっと引く。
「……それはなんの恨みつらみだ」
『天地くんに首や肩を噛まれる』
「おい」
『学校で赤ちゃんって呼ばれる』
「おい」
『天地くんが私の名前を呼んでくれない!!!!!!!!』
「恨みが小せぇ」
『だって天地くん今まで私の名前呼んだことあった!!!!?』
「……」
『無いでしょ』
「良いだろが」
『いつも「おい」か「お前」!!!!!熟年夫婦か何かなの!!!!?』
「ゲホッ、ゲホッ、」
勢いがありすぎて思わず笑っちまった。そんな気にすることか?と言おうとしたけど名前は真顔のまんま豚肉を叩いている。
「お前叩くの良いがどう食うんだそれ」
『え?』
「カトラリーねえよな。かぶりつけって?」
『……』
「……」
『忘れてた……』
「そうか」
『叩いといて何ですが切ります』
「おー」
ちょっとしょんぼりしながら名前が豚肉を切って焼いていく。美味そうな匂いを嗅ぎながら天地はぽけ……と座っている。いつもの事。
『あ!』
「あ?」
『チリパウダー忘れた!』
「……ポークチャップに?」
『トマトとチリは結婚式』
「例えが下手くそ過ぎる」
まぁいいや出来るからご飯盛ってね、と言われてのそのそ立ち上がって米を盛る。出来たよ!と名前がテーブルに皿を置いていただきます。天地は高校一年生の食べ盛りなのでまぁもりもり食べるから名前もニコニコである。
『夏休みお家帰ったりしないの?』
「しねー」
『お母さん達来いとか言わないの?』
「別に」
『そっかぁ』
「お前は」
『ん?』
「毎日こうして来るわけじゃねーんだ、なにかするのか」
『ん゛~考えてないけど。あ!藤代くんがねえ』
「あ?」
『水族館行こっかって言ってた。おっきいサメ居るんだって!』
「は??」
ンなもん聞いてねえぞと天地の機嫌は急降下。いや別に良いけど。誰と遊ぼうが関係ないけれど。
「二人でか」
『知らない』
「水族館?」
『うん!行ったことないの!』
「……」
『どしたの?受験三日前の受験生みたいな顔してるよ?』
「だから例えが下手くそ過ぎるンだよお前」
『じゃあなんて言えば良いの!!!!?』
「キレんなめんどくせえ」
『面倒臭いってなに!!!!!?』
「めんどくせー」
『離婚』
「結婚してねえ」
『ポークチャップを作るなどします』
「ん」
『まず天地くんにはこの豚肉を怨念を込めて叩いて貰います』
「怨念」
『日頃の恨みつらみ』
「……」
『無いなら私が叩きます』
「恨みつらみ」
名前は勢いよく豚肉を叩いた。真顔で。とんでもねえ音がしたので思わず天地がちょっと引く。
「……それはなんの恨みつらみだ」
『天地くんに首や肩を噛まれる』
「おい」
『学校で赤ちゃんって呼ばれる』
「おい」
『天地くんが私の名前を呼んでくれない!!!!!!!!』
「恨みが小せぇ」
『だって天地くん今まで私の名前呼んだことあった!!!!?』
「……」
『無いでしょ』
「良いだろが」
『いつも「おい」か「お前」!!!!!熟年夫婦か何かなの!!!!?』
「ゲホッ、ゲホッ、」
勢いがありすぎて思わず笑っちまった。そんな気にすることか?と言おうとしたけど名前は真顔のまんま豚肉を叩いている。
「お前叩くの良いがどう食うんだそれ」
『え?』
「カトラリーねえよな。かぶりつけって?」
『……』
「……」
『忘れてた……』
「そうか」
『叩いといて何ですが切ります』
「おー」
ちょっとしょんぼりしながら名前が豚肉を切って焼いていく。美味そうな匂いを嗅ぎながら天地はぽけ……と座っている。いつもの事。
『あ!』
「あ?」
『チリパウダー忘れた!』
「……ポークチャップに?」
『トマトとチリは結婚式』
「例えが下手くそ過ぎる」
まぁいいや出来るからご飯盛ってね、と言われてのそのそ立ち上がって米を盛る。出来たよ!と名前がテーブルに皿を置いていただきます。天地は高校一年生の食べ盛りなのでまぁもりもり食べるから名前もニコニコである。
『夏休みお家帰ったりしないの?』
「しねー」
『お母さん達来いとか言わないの?』
「別に」
『そっかぁ』
「お前は」
『ん?』
「毎日こうして来るわけじゃねーんだ、なにかするのか」
『ん゛~考えてないけど。あ!藤代くんがねえ』
「あ?」
『水族館行こっかって言ってた。おっきいサメ居るんだって!』
「は??」
ンなもん聞いてねえぞと天地の機嫌は急降下。いや別に良いけど。誰と遊ぼうが関係ないけれど。
「二人でか」
『知らない』
「水族館?」
『うん!行ったことないの!』
「……」
『どしたの?受験三日前の受験生みたいな顔してるよ?』
「だから例えが下手くそ過ぎるンだよお前」
『じゃあなんて言えば良いの!!!!?』
「キレんなめんどくせえ」
『面倒臭いってなに!!!!!?』
「めんどくせー」
『離婚』
「結婚してねえ」