いちねんせい さん!
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『顔洗うからどいて』
「……」
『てか先顔洗いな?目覚ましてきて』
「……おー」
『寝起きわっる』
「うるせー」
『だっ!?』
二度寝したってのにまだ目付きが二割増で悪い天地が名前のデコを弾いた。八つ当たりじゃんと言えば喧しいと返されて抱き枕にしたくせに!とどでけえ声で言った。すると天地の顔はとんでもなく歪む。怒ってるふうには見えない、だったらなにか。
『……』
「……」
『……天地くん照れてる!!?』
「死にたくなかったら口閉じてろ」
『照れてる顔初めて見た!!!!!』
「黙ってろ」
『んぐ』
「あとお前タンスちゃんと閉めろ。主に下着んとこ」
『!!!!ん゛ーーー!!!!!!!?』
「うるせえうるせえ」
なんでコイツと一緒に寝ちまったかな……と思いながら天地は名前の口を覆うように顔を掴んだ。朝からうるせえ。下着のとこ、と言った瞬間名前が天地の手をべちべち叩くから多少気が済んでニ、と口端を釣り上げ、敷きっぱなしの布団にころんと転がしてから洗面所へ。普段の休日ならまだ寝てる時間なので普通に眠い。
二人して準備が終わったらいざたい焼き屋へ。何食べよっかな~とか笑ってる女に二個までだからなと釘を刺す。たい焼き屋の親父は昨日来たことを覚えていたのかニコニコしながら何食う?と名前に言った。迷ってるから待って!とメニューを見始める。
『ねえ天地くんあんこだっけ?』
「おー」
『ベーコンチーズは?』
「……まぁ良いが」
『じゃあ私クリームといちごクリーム!』
あいよ!といい返事をされてごそごそ。はいどうぞ。ありがと!!!お金を渡してさようなら。
どこで食べる?と名前が言うので家で良いだろと言おうとしたけれど、早く食べたいのか答えを間違えたらぶすくれそうな目をしている。少し考えてから近くの公園のベンチに腰を下ろす。
『あ!ね!トイレ!』
「ん」
『待っててね!!!』
「早く行け」
『ん゛!』
「あ、待て」
『ん?』
「ティッシュ持ってけ」
『ん゛!!!!』
言ってることが親。公衆トイレにティッシュが無いとかよくあるからね。たい焼きの袋片手にぽけ……と待つ。なんで俺は休みの日にあれに付き合ってたい焼きなんぞ買ってるのか。まぁ良いけど。
「……」
「……」
「……何やってんだお前」
「黙ってろ将五クソッタレ消えろ」
将五が何やってんだって聞きたくもなる。天地とたい焼きの袋のコンビはマジで似合わない。お互いに中々因縁があるもんだから睨み合う目付きは鋭い。ピリピリと空気が張り詰めていく。
『ねえ゛天地くん゛聞いて!!!!!!?』
「……」
「天地」
「やめろ」
『トイレにね゛!!!!!?虫居たの゛!!!!!!!!!聞いてる゛!!!!?』
「天地」
「消えろ」
『天地くん゛ってば!!!!!!!』
「天地」
「スーーーーーーー……」
諦めた天地は名前を手で呼び寄せる。片手で顔は覆ったまま。呼ばれた!!!!と名前が天地のとこまで行くとベンチの隣を叩かれるので大人しく座る。
「大人しくしてろ」
『ん?』
「たい焼きを食え」
『うん!!!!!!このお兄さん誰?!!!』
「えっと」
「拓海と一緒だ変態だ変態」
『変態!!!!』
「天地???????」
『友達??』
「違う、変態だ」
「変態変態言うのやめろ」
『苗字名前です!!!!一年生!!!!』
「小学生か?」
「おいやめろ」
『お兄さんは!!!!?』
「俺な、村田将五っての。よろしくな」
『よろしくね!!!!!!!!』
「声でかいな」
「ボリューム下げろ」
『あのね!!!!!!!』
「ボリューム」
『知ってる!!!!藤代くん言ってた!!!!顔に傷あるしょーごって友達居るけど会ったら怖くないから大丈夫だよ!って言ってた!!!!!』
「藤代……」
「あの野郎」
『それはそれとして顔に傷ある人には近付いちゃダメだよって藤代くん言ってた』
「藤代!!!!!」
「よくやった拓海」
天地はくつくつ笑って名前の腕を掴んだ。行くぞ、と歩き出す。たい焼きは!!!!?と言うから場所変えるぞとずんずん歩く。後ろから見てた村田将五は「アイツあんな顔出来るんだな」と呆けた顔をしていたのだった。
「……」
『てか先顔洗いな?目覚ましてきて』
「……おー」
『寝起きわっる』
「うるせー」
『だっ!?』
二度寝したってのにまだ目付きが二割増で悪い天地が名前のデコを弾いた。八つ当たりじゃんと言えば喧しいと返されて抱き枕にしたくせに!とどでけえ声で言った。すると天地の顔はとんでもなく歪む。怒ってるふうには見えない、だったらなにか。
『……』
「……」
『……天地くん照れてる!!?』
「死にたくなかったら口閉じてろ」
『照れてる顔初めて見た!!!!!』
「黙ってろ」
『んぐ』
「あとお前タンスちゃんと閉めろ。主に下着んとこ」
『!!!!ん゛ーーー!!!!!!!?』
「うるせえうるせえ」
なんでコイツと一緒に寝ちまったかな……と思いながら天地は名前の口を覆うように顔を掴んだ。朝からうるせえ。下着のとこ、と言った瞬間名前が天地の手をべちべち叩くから多少気が済んでニ、と口端を釣り上げ、敷きっぱなしの布団にころんと転がしてから洗面所へ。普段の休日ならまだ寝てる時間なので普通に眠い。
二人して準備が終わったらいざたい焼き屋へ。何食べよっかな~とか笑ってる女に二個までだからなと釘を刺す。たい焼き屋の親父は昨日来たことを覚えていたのかニコニコしながら何食う?と名前に言った。迷ってるから待って!とメニューを見始める。
『ねえ天地くんあんこだっけ?』
「おー」
『ベーコンチーズは?』
「……まぁ良いが」
『じゃあ私クリームといちごクリーム!』
あいよ!といい返事をされてごそごそ。はいどうぞ。ありがと!!!お金を渡してさようなら。
どこで食べる?と名前が言うので家で良いだろと言おうとしたけれど、早く食べたいのか答えを間違えたらぶすくれそうな目をしている。少し考えてから近くの公園のベンチに腰を下ろす。
『あ!ね!トイレ!』
「ん」
『待っててね!!!』
「早く行け」
『ん゛!』
「あ、待て」
『ん?』
「ティッシュ持ってけ」
『ん゛!!!!』
言ってることが親。公衆トイレにティッシュが無いとかよくあるからね。たい焼きの袋片手にぽけ……と待つ。なんで俺は休みの日にあれに付き合ってたい焼きなんぞ買ってるのか。まぁ良いけど。
「……」
「……」
「……何やってんだお前」
「黙ってろ将五クソッタレ消えろ」
将五が何やってんだって聞きたくもなる。天地とたい焼きの袋のコンビはマジで似合わない。お互いに中々因縁があるもんだから睨み合う目付きは鋭い。ピリピリと空気が張り詰めていく。
『ねえ゛天地くん゛聞いて!!!!!!?』
「……」
「天地」
「やめろ」
『トイレにね゛!!!!!?虫居たの゛!!!!!!!!!聞いてる゛!!!!?』
「天地」
「消えろ」
『天地くん゛ってば!!!!!!!』
「天地」
「スーーーーーーー……」
諦めた天地は名前を手で呼び寄せる。片手で顔は覆ったまま。呼ばれた!!!!と名前が天地のとこまで行くとベンチの隣を叩かれるので大人しく座る。
「大人しくしてろ」
『ん?』
「たい焼きを食え」
『うん!!!!!!このお兄さん誰?!!!』
「えっと」
「拓海と一緒だ変態だ変態」
『変態!!!!』
「天地???????」
『友達??』
「違う、変態だ」
「変態変態言うのやめろ」
『苗字名前です!!!!一年生!!!!』
「小学生か?」
「おいやめろ」
『お兄さんは!!!!?』
「俺な、村田将五っての。よろしくな」
『よろしくね!!!!!!!!』
「声でかいな」
「ボリューム下げろ」
『あのね!!!!!!!』
「ボリューム」
『知ってる!!!!藤代くん言ってた!!!!顔に傷あるしょーごって友達居るけど会ったら怖くないから大丈夫だよ!って言ってた!!!!!』
「藤代……」
「あの野郎」
『それはそれとして顔に傷ある人には近付いちゃダメだよって藤代くん言ってた』
「藤代!!!!!」
「よくやった拓海」
天地はくつくつ笑って名前の腕を掴んだ。行くぞ、と歩き出す。たい焼きは!!!!?と言うから場所変えるぞとずんずん歩く。後ろから見てた村田将五は「アイツあんな顔出来るんだな」と呆けた顔をしていたのだった。