いちねんせい さん!
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「おい」
『あい!』
「俺はお前に鍵を閉めろと何回言った」
『いっぱい!!!!』
「元気に答えるなクソ女」
向かう、とだけ連絡が来てたから帰ってみると既に家の中で真顔で座ってた天地に正座させられて怒られてます。不用心の極みなので。どーしてお前はそんなに鍵を閉めないんだ。鍵かける習慣なんて無かった!!!!クソッタレ。
「んでなんでお前はおにぎり作ってんだ?」
『あのね!!!!!』
「静かに」
『今日ねパフェ食べさせてもらったんだけどね!!!』
「あぁ例の詫び。は?もっと高いもん頼めや」
『その兄ちゃんのね!!!弟って人がね!!!おにぎりだった』
「は?」
『おにぎりみたいだった。おにぎり食べたくなった』
「そーかよ。名前は覚えてるか?」
『えっとね!!光義さんとね!!!光政くんだった気がする!!』
「そ、っかぁ……」
そんな返答にもなる。ま~たこの女は……と眉間の皺をぐりぐり指で解す。鳳仙の月光な。ド畜生が。全くもう。
「つーか買い物は」
『あ!!忘れてた!!!』
「それ作ったら行くぞ」
『うん!!!!』
「ボリューム」
そうして二人で買い物へ。今日は土曜日なので明日の分も買ってもいいかもしれない。天地がそう言うと名前は酷く嬉しそうに笑うのでンだよと聞けば『明日も来るってコト?』と聞くのでやらかした、と思いながら舌を打った。言うて名前もしばらく一緒に居るもんだからそれが不機嫌というより照れ隠しに近いものだと気付いているので緩んだ頬を隠すことはしなかった。
「おい」
『……』
「おいって」
『……』
「ヘソ曲げてんじゃねー」
スーパーで買い物した時に今日は照り焼き!なんて喜んでた女は明日はね~オムライス……とかいっぱい喋って居たのだけど、帰り際に甘い匂いがして来て女が釣られて走って行っちまった。たい焼きの出店があったので名前はびょんびょん跳ねながら『食べよ!!!!』とデカい声で言うので「ダメだ」と一刀両断した。飯食えなくなるだろ、と。
まぁ拗ねた。やら゛!!!!たべる!!!と言うから出店の親父も苦笑い。お前飯食えなくなるからダメだとちゃんと言えばとんでもねえショックな顔でトボトボ歩き出したのだけど、そっからまぁ声をかけても返事がねえ。
「おいって」
『……』
「あのたい焼き屋明日の昼まで居るってよ」
『!』
「朝連れてってやる」
『ホント!!!?』
「あぁ」
『クリーム!!!?』
「中身は知らねえよ」
『朝って何時!!?明日!!?』
「あのな、お前は興奮すると頭が弱くなるから一回黙れ。な?」
『天地くん何食べるの!!!!?』
「あんこ」
『そっかぁ』
機嫌も直った事だし帰るかとぽてぽて歩く。朝って何時?何時だろな。いちごクリームもあったよ。そうかよ。
『でもねベーコンチーズも気になった』
「そんな沢山食えねえだろ」
『それは……朝ご飯って事で……』
「欲張るんじゃねえよ食えても二個だろ」
『天地くんがベーコンチーズ半分こしてくれれば良くない!!?!!!?』
「機嫌が良かったらそうしてやる」
『じゃあ朝からテンションハイで居てね』
「無茶言うな」
『思うけど天地くんテンション上がる時っていつ?上がったことなさそう』
「ねえ事はねえよ」
『どんな時?給食で好きなの出る時?』
「小学生か?」
『てか朝何時に来るの?』
「……何時にしような」
『天地くんいつも休みの日とか来るの昼過ぎじゃん?朝弱いの?』
「……」
『起きれるの?』
「……起きる」
『ならいいけどもし来れなさそうなら言ってね、一人で行くから』
それがダメだろ、と天地の目がチベスナみてーに細まった。だってこの女はすぐ迷子になるわ不審者にお菓子につられて着いていこうとするわ目が離せねえ。
ただ天地は朝がとことん弱かった。休みの日女の家に暇だからと行くのはいつだって起きてから。つまり昼頃。アラームが鳴ると人を殺しそうな面で目が覚めて学校行くのも無理やり起き上がって冷水で顔洗って頑張って起きてるような奴なので自分で言っておきながら朝に起きれるかは保証出来なかった。
もう別に良いじゃねえか冷凍とかでも……と即座に朝起きることを諦めて言おうとしたら名前は隣でぴょこぴょこ跳ねて『たい焼きッ!たい焼きッ!』と笑ってるので天地も袋を持ってない方の手で目頭を抑えた。畜生。
「……泊まっていいか……」
『泊まるの?』
「泊まる……」
『じゃ着替えとか歯ブラシとか用意しよね!!!!?』
警戒心皆無な事は知ってたし自分にめちゃくちゃ懐いてるのも知ってるので断られないとは思っていたけれど、いざ言ったらすんなり受け入れられたのはちょっと腑に落ちない天地だった。
「おい」
『あい!』
「俺はお前に鍵を閉めろと何回言った」
『いっぱい!!!!』
「元気に答えるなクソ女」
向かう、とだけ連絡が来てたから帰ってみると既に家の中で真顔で座ってた天地に正座させられて怒られてます。不用心の極みなので。どーしてお前はそんなに鍵を閉めないんだ。鍵かける習慣なんて無かった!!!!クソッタレ。
「んでなんでお前はおにぎり作ってんだ?」
『あのね!!!!!』
「静かに」
『今日ねパフェ食べさせてもらったんだけどね!!!』
「あぁ例の詫び。は?もっと高いもん頼めや」
『その兄ちゃんのね!!!弟って人がね!!!おにぎりだった』
「は?」
『おにぎりみたいだった。おにぎり食べたくなった』
「そーかよ。名前は覚えてるか?」
『えっとね!!光義さんとね!!!光政くんだった気がする!!』
「そ、っかぁ……」
そんな返答にもなる。ま~たこの女は……と眉間の皺をぐりぐり指で解す。鳳仙の月光な。ド畜生が。全くもう。
「つーか買い物は」
『あ!!忘れてた!!!』
「それ作ったら行くぞ」
『うん!!!!』
「ボリューム」
そうして二人で買い物へ。今日は土曜日なので明日の分も買ってもいいかもしれない。天地がそう言うと名前は酷く嬉しそうに笑うのでンだよと聞けば『明日も来るってコト?』と聞くのでやらかした、と思いながら舌を打った。言うて名前もしばらく一緒に居るもんだからそれが不機嫌というより照れ隠しに近いものだと気付いているので緩んだ頬を隠すことはしなかった。
「おい」
『……』
「おいって」
『……』
「ヘソ曲げてんじゃねー」
スーパーで買い物した時に今日は照り焼き!なんて喜んでた女は明日はね~オムライス……とかいっぱい喋って居たのだけど、帰り際に甘い匂いがして来て女が釣られて走って行っちまった。たい焼きの出店があったので名前はびょんびょん跳ねながら『食べよ!!!!』とデカい声で言うので「ダメだ」と一刀両断した。飯食えなくなるだろ、と。
まぁ拗ねた。やら゛!!!!たべる!!!と言うから出店の親父も苦笑い。お前飯食えなくなるからダメだとちゃんと言えばとんでもねえショックな顔でトボトボ歩き出したのだけど、そっからまぁ声をかけても返事がねえ。
「おいって」
『……』
「あのたい焼き屋明日の昼まで居るってよ」
『!』
「朝連れてってやる」
『ホント!!!?』
「あぁ」
『クリーム!!!?』
「中身は知らねえよ」
『朝って何時!!?明日!!?』
「あのな、お前は興奮すると頭が弱くなるから一回黙れ。な?」
『天地くん何食べるの!!!!?』
「あんこ」
『そっかぁ』
機嫌も直った事だし帰るかとぽてぽて歩く。朝って何時?何時だろな。いちごクリームもあったよ。そうかよ。
『でもねベーコンチーズも気になった』
「そんな沢山食えねえだろ」
『それは……朝ご飯って事で……』
「欲張るんじゃねえよ食えても二個だろ」
『天地くんがベーコンチーズ半分こしてくれれば良くない!!?!!!?』
「機嫌が良かったらそうしてやる」
『じゃあ朝からテンションハイで居てね』
「無茶言うな」
『思うけど天地くんテンション上がる時っていつ?上がったことなさそう』
「ねえ事はねえよ」
『どんな時?給食で好きなの出る時?』
「小学生か?」
『てか朝何時に来るの?』
「……何時にしような」
『天地くんいつも休みの日とか来るの昼過ぎじゃん?朝弱いの?』
「……」
『起きれるの?』
「……起きる」
『ならいいけどもし来れなさそうなら言ってね、一人で行くから』
それがダメだろ、と天地の目がチベスナみてーに細まった。だってこの女はすぐ迷子になるわ不審者にお菓子につられて着いていこうとするわ目が離せねえ。
ただ天地は朝がとことん弱かった。休みの日女の家に暇だからと行くのはいつだって起きてから。つまり昼頃。アラームが鳴ると人を殺しそうな面で目が覚めて学校行くのも無理やり起き上がって冷水で顔洗って頑張って起きてるような奴なので自分で言っておきながら朝に起きれるかは保証出来なかった。
もう別に良いじゃねえか冷凍とかでも……と即座に朝起きることを諦めて言おうとしたら名前は隣でぴょこぴょこ跳ねて『たい焼きッ!たい焼きッ!』と笑ってるので天地も袋を持ってない方の手で目頭を抑えた。畜生。
「……泊まっていいか……」
『泊まるの?』
「泊まる……」
『じゃ着替えとか歯ブラシとか用意しよね!!!!?』
警戒心皆無な事は知ってたし自分にめちゃくちゃ懐いてるのも知ってるので断られないとは思っていたけれど、いざ言ったらすんなり受け入れられたのはちょっと腑に落ちない天地だった。