“所有物“で”兵器”
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…私が泣き止んだ後、皆は自己紹介をしてくれた。
さっき「キャプテンウソップ」って言ってたから彼が船長なのかと思っていたけど、実は麦わらの彼…ルフィさんが船長だった。
…あぁ、でもわかる気がする。ルフィさんには人を引き付ける“何か”があるから。
「よし!!今夜は新しい仲間が増えた事を祝って…宴だぁぁぁ!!!」
ルフィさんが大きな声で叫んだ瞬間、ナミさんから鉄槌が下された。
「馬鹿!それはサクラの傷がもう少しよくなってからよ!!」
「えぇー…」
「駄目だぞルフィ!サクラは傷もそうだけど出血が酷かったんだ。しばらく安静にしてないと…」
「…肉食えば治るんじゃねぇ?」
「「それはお前(あんた)とゾロだけだ(よ)。」」
「…なんで俺まで入ってんだよ。」
皆にツッコまれて、ルフィさんとゾロさんが少し拗ねたような顔をする。
「とにかく、サクラは安静だ!誰か部屋まで運んでくれないか?」
『ま、待ってください!』
ぽんぽんとテンポ良く交わされる会話を眺めていた私だけど、チョッパー君の言葉に慌てて待ったをかけた。
『その……ちゃんと私の事、話したいんです。その上で仲間にするかどうか決めて欲しいんです。…私は、“異端”な存在だから…。』
手を膝の上でギュッと握り、深呼吸してから私は自分の事について話し出した…。