とにもかくにも
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「どこへ行った!?」
「俺はあっちを探してくる!!」
茂みに隠れ、息を押し殺す。
とある無人島につき、さっきまでゾロさんと散歩をしていた…が、綺麗な蝶々を見かけてふらふらと後を着いていった結果ゾロさんとはぐれ、そこをたまたま停泊していた海軍に見つかってしまった。
サニー号は見つかりづらい所に停めてあるから大丈夫だと思う…けど、ゆっくりしていたらそれも時間の問題だ。
どうやら他の人も見つかってしまったようで、時折戦う音や声がする。
私が捕まってしまえば他の人達は戦いづらくなるし、それで万が一皆さん捕まってしまうなんて事になったら私は悔やんでも悔やみきれない。
だから私は一人の時はなるべく戦わず、逃げる道を選んでいる。
幸い、そろそろログが溜まる時間だし…
「いたぞ!!!」
『!?』
見つかってしまい、慌てて逃げ出した。
そのまま少し開けた場所へと移動すると、周りを数人の海軍に取り囲まれる。
そしてその海軍達の後ろから表れたのは…白衣を着た研究所の人間。
『…っ』
白衣を着た男が注射器を構え、一気に私の頭には過去の記憶が蘇る。
身体がガタガタと震え、嫌な汗が全身から吹き出し…上手く動けなくなってしまった身体を、海兵に掴まれた。
『い…いやぁ!!』
「おい、さっさと薬を打て!!」
『っ離して!!』
「!?こら、暴れるな!!」
「おい傷付けるなよ。“それ”に傷付けたら始末書モンだぞ。」
“それ”と言う物扱いの呼ばれ方に、プツンと私の中の“何か”が切れた。
『…る…な…』
「?早く薬を……っ!?」
『くる……な………くるなくるな…っくるなーーーー!!!!!!!!』
叫んだ瞬間、私の周りにいた海軍が全員吹き飛んだ。