初めてのヤキモチ
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『…ゾロさんにとっては“ろまん”じゃないんですか?』
純粋過ぎる眼差しでとんでもねぇ事を尋ねてくるサクラに頭を抱えた。
…ブルックの野郎、本当ふざけやがって…後でぶっ飛ばす。
『ゾロさん??』
「…あー…」
…とりあえず、今はこの場をどうにか切り抜けねぇと。
「…俺は、別に女の下着なんざどうでもいい。」
この言葉に嘘は無い。
元より女に大して興味がねぇし。
…ただ、俺も男だ。
だからこういう話になった時に一瞬サクラの下着姿を想像しちまうのは仕方ねぇ事、だと思う。
『そうなんですか?じゃあ“ろまん”なのはブルックさんだけなのかなぁ…』
「!あ、あぁ…」
サクラの声に、やましい方向へ向かいそうだった思考を慌てて戻す。
…頼むから、今はそんな純粋な目で俺を見んな。
『…でも、ゾロさんの“ろまん”じゃなくて良かったです。』
「…良かった?」
『はい。…ゾロさんが女の人の下着見て喜ぶの、よくわからないけどなんか嫌ですから。』
「!!」
『なんで嫌なのかなぁ』と首を傾げるサクラに赤くなった顔を見られないようにその腕を引いて抱き締める。
…ヤキモチ、ってやつだろ?サクラ本人はわかってねぇみてぇだけど。
『ゾ、ゾ、ゾロさん!?』
「…っお前、なんでそんなに…」
『え?』
「…いや、なんでもねぇ。」
突然の抱擁に慌てるサクラの頭を撫でてやりながら深呼吸をする。
“お前、なんでそんなに可愛いんだよ”
…こんなん、柄じゃ無さすぎて言えねぇっつーの…。
初めてのヤキモチ
(ゾロさんは、どういう下着が好きなんですか?)
(はぁ!?)
(え?ゾロさんの好きな物を一つでも知りたくて…だ、駄目でしたか?)
(……純粋過ぎってのも問題だな…)