初めてのヤキモチ
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「ヨホホホー!!サクラさん、パンツ見せていただいてもよろしいですか?」
軽やかに近付いてきたブルックさんのその言葉に首を傾げる。
この言葉は今までにも何回か言われた事があるけど…
『…見て、楽しいんですか?』
「え?」
『だって何の変哲も無い下着ですよ?』
「わかってませんねぇサクラさんは…男のロマンですよ、ロ・マ・ン!」
『ろまん??』
「…ってめぇぇえ!!ぬわぁにサクラちゃんに変な事言ってんだよ!!!!」
「そ、そんなに強く蹴られたらアザが出来ちゃいますよ!…私、アザが出来る皮膚が無いんですけどー!!!」
「やかましい!!!」
サンジさんに蹴られ、きゃー!!と叫びながらブルックさんは走り去り、サンジさんもそれを追いかけて行ってしまい…気が付いたら一人取り残された私。
『…ゾロさんなら詳しく教えてくれるかな…?』
とりあえず彼の元へ行ってみよう、と私は展望台へと足を進めた。
―――――――
展望台に着くと、ゾロさんは丁度トレーニングを終えた所だった。
『ゾロさん。』
「ん?あぁ、どうした?」
『女性の下着を見るのって“男のろまん”ってやつなんですか?』
「ぶふっ!?」
近くにあったボトルから飲み物を飲んでいたゾロさんは、私の質問を聞くと盛大に中身を噴き出してしまった。
『だ、大丈夫ですか?』
「っお前、なんつー事言い出すんだよ…!!」
『え?あ、あの、ブルックさんがそう言ってて…』
「…あの野郎…」
グシャ、と片手でボトルを握り潰してしまったゾロさん。
…怒ってる、って事はゾロさんにとっては“ろまん”じゃないのかなぁ…。