お昼寝
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皆さんとたくさん冒険して、新しい仲間も増えて…気が付いたら私も賞金首になっていました。(政府はまだ私の力を狙っているらしく、私の懸賞金は生きて捕まえた場合にのみ払われるらしい。)
だから皆さんのように狙われたりもするけど、ゾロさん達が毎日のように組み手をして私を鍛えてくれていたおかげで今の所平和に過ごせている。
…表情や知ってる言葉の量もまだ少ないけれど、以前よりはマシになっていると思う。
「…サクラさん、こんな所で眠ったら風邪引いちゃいますよ?」
甲板でうとうとしていたら、ブルックさんの声がしたので閉じていた瞳を開く。
でもなんだかとても眠くて、頭がぼーっとしていた。
だってサニー号の芝生、気持ち良いんだもん。
「ほら、お昼寝ならお部屋に戻りましょう?外は少し冷えますから。」
『はい…。』
「…いや、あの…立たないんですか?」
『はい…。』
「もしかして、寝ぼけてます?」
『はい…。』
「私の話…聞いてませんよね?」
『はい…。』
「…パンツ見せていただいてよろしいですか?」
『は「いいわけねぇだろ。」…ゾロ、さん…?』
ぼーっとしていた意識が、ゾロさんの声ではっきりとしてくる。
「王子様の登場ですね!ヨホホホー!」
「うるせぇ。」
はぁ、と溜め息をついてゾロさんは私の身体を横抱きした。
…いつもなら恥ずかしくて仕方ないのに、今日はその腕やゾロさんの体温になんだか安心出来て再び眠くなってくる。
ゾロさんに運ばれながらうとうとしていたら、優しくベッドへと下ろされ…もう女部屋着いたんだ。
「…おい。」
『はい…?』
「服、掴んでる。」
『?』
ゾロさんに言われて自分の手を見ると、確かにしっかりと彼の服を掴んでいて…
『す、すいません。』
慌てて手を離すと、ゾロさんが私の顔の両側へと手をついてニヤリと悪い笑みを浮かべた。
「なんだ?一緒に寝てほしいのか?」
『…へ?』
耳元で聞こえるいつもより低い声に、今の体勢に顔に熱が集中する…けど、
『…はい。』
「は?」
『ゾロさんと寝たいです。』
「…!!」
そう言うと、何故かゾロさんは固まってしまい…私、何か変な事言った?
「…お前、それどういう意味だ?」
『?ゾロさんと一緒にお昼寝、したいなぁって…』
「…だよな…はぁ…何期待してんだよ、俺は。」
『??』
首を傾げていたら、ゾロさんが「なんでもねぇ」と頭を撫でてくれた。
「…一緒に昼寝すんなら、ここじゃ無理だぞ。展望台にでも行くか?」
『はい!』
「っくく…良い返事だな、もう眠くねぇんじゃねぇの?」
ゾロさんのその笑顔に、自然と私も笑顔になる。
ゾロさんの笑顔、本当好きだなぁ…。
「ほら、行くぞ。」
『はい!』
一緒に寝て、起きても側にゾロさんがいる。
どうしよう、幸せ過ぎて涙が出そうです…!
お昼寝
(ルフィ!たまには展望台にでも行こうぜ!)
(…あんた達、今日は展望台立ち入り禁止だから。)
((へ??))
(ふふ、可愛いカップルがお昼寝中なのよ。)