胸がおかしい
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ゾロさんも身体が冷えてるだろうし、お風呂を早めに出て彼を探す。
すると、丁度向かい側からゾロさんが歩いてきた。先程とは違う服を着ている所をみると、着替えたのだろう。
「…もう出たのか。」
『はい、すみませんお待たせしちゃって…』
「バカ、早過ぎるくらいだ。ちゃんと温まったのか?」
心配してくれるゾロさんに、また胸がキュンってなった。
…最近心臓がおかしい。なんかの病気…??
首を傾げていたら、スッ、と頬にゾロさんの手が伸びてきた。
『ゾロさん?』
「よし、ちゃんと温けぇな。」
『…ゾロさんの手、とても冷たいです。やっぱり冷えちゃいましたね?』
「そうか?」
『はい。』
頬に触れるゾロさんの冷たい手に自分の手を重ねる。少しでも私の温もりを彼に分けられるように。
「…っ。」
『少しは温まりましたか?』
「…いや、もうちょい温もり寄越せ。」
『え…!?』
グイッ、と腰を引かれ…たどり着いた先はゾロさんの腕の中。
『ゾ、ゾゾ、ゾロさん!?』
「あー温けぇ。」
焦る私を余所に、ゾロさんは腕にぎゅっと力を込めて…え、えぇ!?何がどうなってこうなった!?
「…なぁ、」
『ひゃい!!』
「っくく…なんだその返事?」
『す、すみません…なんでしょう?』
「あぁ…俺、もう我慢しねぇから。」
『…へ??』
ゾロさんの言葉の意図がわからずに聞き返すと、ゾロさんは「わからねぇならそれで良い」って小さく笑った。
「…さて、俺も風呂入ってくるかな。」
『は、はい。行ってらっしゃい…』
「悪ぃな、暖とらせてもらって。また冷えちまったか?」
『い、いい、いえ、大丈夫です。』
「…なんなら、」
『わっ…』
身体を離したと思ったら、再びグイッと引き寄せられる。
そしてゾロさんの唇が私の耳元にきて、いつもより低くて…何ていうか、雰囲気が違う声で囁かれた。
「…一緒に入るか?風呂。」
『っ!?』
「っくく…なんてな。」
ポンポン、と私の頭を撫でてゾロさんはお風呂場へと向かう。
…ゾロさんは、私の暖を取ったって言ってたけど……
『…逆、です…』
湯気でも出そうなくらい全身が熱い。
自分でもわかるくらい腕まで真っ赤だ。
やっぱりゾロさんは不思議。
ゾロさんにぎゅうってされると胸がきゅうってなって、ドキドキして苦しい。おまけに体温まで上昇してしまう。
…本当にこの気持ちはなんなんだろう?
ナミさんやルフィさん達に対する気持ちとは違う気がする。
なんにせよ、やっぱりゾロさんは“色っぽい”と思う。
胸がおかしい
(…チョッパー君に相談してみようかな。病気だったら困るし。)
(……何言い出してんだよ、俺は…。)
あとがき
自覚したゾロは無意識に押せ押せになると良いなって言う管理人願望w