キューピット?
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サクラがお風呂に向かったのを確認してから、この場にいる人間が知りたいであろう事をゾロに尋ねる。
「ゾロ。」
「んだよ?」
「…あんた、サクラの表情がわかるの?」
「…はぁ?」
確かにサクラは出会った当初に比べれば多少は表情豊かになったと思う。笑顔を見せてくれる事も増えたし…。
だけど、表情が乏しい事もまた事実。
さっきの光景だって、正直“多分困ってるんでしょうね”くらいにしかわからなかった。
驚いたような声を出してはいたものの、表情自体はさほど変わっていなかったから。
だから、ゾロの「明らかに困ったような顔をしていた」と言う発言にみんな驚き…冒頭のあたしの質問に戻る。
「…見りゃわかんだろ。」
「俺はわかんなかったぞ!」
ルフィの言葉にみんな頷くなりして賛同した。
「は?本気で?」
「おぅ!どこがどう変化したのかサッパリだ!」
「…どこが、って聞かれても“なんとなく”としか答えらんねぇよ。」
はぁ、と深い溜め息をついたゾロ。
…本人はまだはっきりと自覚はしてないのかしら?
「剣士さんは精霊使いさんの事をよく見てるのね。」
「…みたいね。」
小さく呟いたロビンの言葉に同意する。
そしてきっとそれはサクラもまた同じ…
帰ってくるなり初めて見るくらいの満面の笑みで『とても楽しかったです!』と報告してきたサクラを思い出し、自然と口元が緩む。
不器用な二人だからくっつくまでに時間はかかるだろうけど、無意識に二人ともお互いを気にしているのはわかる。
「…あの二人なら幸せになれそうね。」
他人の色恋沙汰に首を突っ込むのは趣味じゃないけど、仕方ないからちょっと手を焼いてあげようかしら。ほっといたらこのままっぽいし、あの二人。
…なんにせよ、ゾロをからかう良いネタが出来たわ。
キューピット?
(勿論、上手くいった暁には報酬をいただくわよ?)
あとがき
ナミすわぁんの口調とキャラが迷子\(^O^)/←