泣き虫
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…気が付いたら朝だった上に、ベッドの上にいました。
首を傾げて昨夜の事を思い出す…サンジさんが作ってくれた“かくてる”が美味しかった事は覚えているのだけれど、半分くらい飲んだ所から記憶が無い。
『………記憶障害?』
「そんなワケないに決まってるでしょ。」
ペチンと軽くおでこを叩かれたので見上げると、いつの間にかナミさんが私の目の前に立っていた。
「…サクラ、これから船以外での飲酒禁止。」
『え?』
「あんなに弱いとは思わなかったわ…アナタ、昨夜カクテル一杯で酔い潰れたのよ。」
はぁ、と溜め息をついたナミさんに、相変わらず表情が乏しい私は顔には出さないが内心ちょっと驚いた。
…私、そんなにお酒弱かったんだ…飲み慣れて無いからかな?
「ちなみに、サクラをここまで運んでくれたのはゾロだから。」
『そうなんですか?』
「そうなの!だから、後でちゃんとお礼言っときなさいよ?」
『はい、そうします。』
「わかればよろしい。それじゃあ早く着替えて顔洗って来なさい、朝ご飯よ。」
わかりました、とナミさんに返事をしてから買ってもらった服から選んで着替える。(ナミさん、なんで長ズボンが一つも無いんですか…。)
顔を洗ってから食堂に行くと、良い匂いが鼻をくすぐった。
チョッパー君に昨夜の事を心配されつつも朝ご飯を食べる…うん、やっぱり美味しい。
食べながら辺りを見回してみるが、ゾロさんの姿は見当たらなくて…チョッパー君に聞いたら不寝番だったらしく、多分どこかで寝てるとの事だった。