楽しみ!
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「…サクラ?」
『あ、ゾロさん。』
チョッパー君に傷の治療をしてもらい部屋を出た所でゾロさんとバッタリ会った。
「……。」
『…ゾロ、さん?』
「!あ、あぁ、悪い…髪型と服装で随分と印象が変わるモンなんだな。」
『…ど、どうでしょうか?』
「…すっきりして良いと思うぜ。」
『!』
…不思議。他の人に褒められた時も勿論嬉しかったけど…ゾロさんに褒められると、嬉しい気持ちの他に心がぎゅうって感じになる。
『(…なんだろ、この感じ…?)』
「そういや、ケガの具合はどうだった?」
『え、あ、経過は良いみたいです。』
「そうか。」
良かったな、とゾロさんに頭を撫でられまた胸がぎゅうってなった。
「…なんか顔赤くねぇ?」
『そうなんですか?』
「いやお前の事だろ。」
くくく、と笑うゾロさんになんだか体温が上昇したような気がする。
…うーん…風邪?いや、でも体調は悪くないし…。
「?何持ってんだ、それ。」
『これですか?チョッパー君が買って来てくれたんです。』
私が持っている紙袋の中には、今日チョッパー君が町で買ってきてくれた本が3冊程入っている。
まだ私はしばらく安静の身だから暇潰しに、と。
紙袋から出した本を手に取り、ゾロさんは溜め息をついた。
「…完全にあいつの趣味じゃねぇか。」
チョッパー君が買ってきてくれた本は、
ロボットの絵本
(ロボット格好良いよな!って言ってた)
と、
応急手当の本
(覚えておけばいざと言う時に使えるぞ!って言ってた)
と、
体術の本
(表紙に描かれている男の人の筋肉が格好良いから買ってきたらしい。)
『でも嬉しかったです。読書は好きですし、応急手当の知識も無いので。絵本は今度チョッパー君と一緒に読もうかなぁ。』
「体術のは?」
『私、風と水操るくらいしか出来ないので…戦闘になった時、皆さんの足を引っ張らずに済むように勉強します。』
「……怪我が完治したら実戦練習、付き合ってやるよ。」
『本当ですか!』
「あぁ。…だから、しっかり休んで早く治せ。」
そう言ってゾロさんはもう一度私の頭を撫でた。
…えへへ、頑張って早く怪我治そう。
楽しみ!
(!!)
(…ゾロさん?)
((…っその笑顔は反則だ…。))