照れる
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「…き…ろ…」
夢うつつの中、誰かが呼ぶ声が聞こえる。
でも温かいからまだ眠ってたいなぁ…
「…い…きろ」
『…あとごふんだけ…』
「!?っ馬鹿!!さっさと起きやがれ!!」
そう呟いて温もりに擦り寄ると、頭の上から焦ったような声が聞こえてきた。
そしてその直後温もりから引き離される。
寝起きで上手く働かない頭でなんとなく見ると、そこには真っ赤な耳をしたゾロさんの姿。
『…ぞろさん?おはようございます。』
「…はぁ…オハヨウゴザイマス。」
起床の挨拶をすると、何故か物凄く深い溜め息をつかれた。相変わらずゾロさんの耳は真っ赤なままだ。
『…ゾロさん、風邪ですか?』
「あ?」
『お耳が真っ赤です。』
「!!」
指摘したら両手で耳を隠す彼に首を傾げる。
『もし熱があるならチョッパー君に…』
「ばっ…違ぇよ!!これはお前が急に擦り寄ってくるから…!!」
『え…?』
「…チッ。なんでもねぇ。」
フイ、と顔を逸らしてしまったゾロさんを見つめながら、先程の彼の言葉を考える。
“擦り寄ってくるから”?
…つまり、私はさっき温もり…つまり、ゾロさんに擦り寄ったって事…!?
『~っ!!』
状況を理解した瞬間、私の顔は一瞬で湯気が出そうなくらい熱をもった。
は、恥ずかしい…!!!