憧れる
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チョッパー君を撫でていたら、部屋の扉がノックされた。
「サクラちゃーん!食事持ってきたよー!」
お盆片手に軽やかに入ってきたのはサンジさん。
「いきなり味が濃い物をたくさん食べたら胃に負担がかかるだろ?だから、今回はとりあえずコレ。」
『…これ…?』
「あぁ、リゾットって言うんだ。」
『りぞっと…良い匂い…美味しそうです。』
「お口に合うと良いんだけど、さぁ召し上がれ?あ、熱いから気をつけてね。」
湯気が出ている“りぞっと”はとても美味しそうで…初めて何か食べるのを楽しみだと思った。
『いただきます。……!!』
「…どうかな?」
『おい、しい…美味しいです、すごく!』
初めて食べたそれはとても美味しくて、涙さえこぼれそうだった。
『暖かいご飯なんて初めて…』
「え?」
『あ、誰かの手料理も初めてだ…』
「…っサクラちゃん!!」
『え?きゃあ!?』
食事を零さないように器用にサンジさんに手を握られた…あれ、デジャヴュ?
「これから色んな物食べよう?」
『え?』
「俺、たくさん作るから。ね?」
『サンジさん…』
…あぁ、どうしてこの船の人達はこんなにも暖かいんだろう…。
『…ありがとう、ございます。』
「!!」
『サンジさん?』
「…わ…て…」
『?』
「…ぬわんて可憐な笑顔なんだぁー!!!!!」
『きゃあぁぁぁあ!?』
「あ!こらサンジ!!」
突然サンジさんに抱き着かれて思わず叫んでしまった。
…だ、だって慣れてないんだもん!!