何気ないやり取り
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甘過ぎるキスを終えると、サンジは優しく微笑みながら長椅子を指差した。
「…今ココア淹れてやるから、座ってろよ。」
『う、うん…。』
またサンジと恋人同士になれた嬉しさと、気恥ずかしさが混ざって結局私の顔は赤いまま。
「ほら。…っくく、まだ顔赤ぇな。」
『し、仕方ないでしょ!』
サンジの淹れてくれたココアは昔と変わらない、優しい味で…それが嬉しくて、なんだかホッとした。
『…サンジは休まなくて大丈夫なの?』
「夜の宴の仕込みがあるからな。」
『手伝う?』
「キッチンが大惨事になるから丁重にお断りする。」
『あははー、 否定出来ない。』
サンジの言う通り、私が手伝うと逆に倍以上時間がかかる上に、大惨事になるだろう。
何故なら私は料理が下手だ。 (ドーン)
切って炒めりゃとりあえず食べられるよね?って言うタイプだったり…テへ!
「花嫁修業中に料理習わなかったのかよ?」
『え、出来なさ過ぎてコック泣かせた話でもする?』
「ぶはっ!マジでか!」
『ドブみたいな色のクリームシチュー出来たからね。』
「何でそうなったか逆に気になるな。」
『ん?ご馳走しようか?』
「…俺はまだ死にたくねぇ。」
『はい失礼一。』
サンジの声が、サンジとのやり取りが、ここの雰囲気が…
温かくて幸せで、何だか心もポカポカとしてきた。
何気ないやり取り
(こんなに幸せで、良いのかな?)
あとがき
夢主の料理は残念な出来上がりになります。 (笑)