さよなら、
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
「…よし、 こんなもんか。」
『…やり過ぎじゃない?』
「あ?これでも十分加減したぜ。」
サンジはそう言うけど、領主達は比喩とかじゃなくて本当に見る影も無い。
「後は私達にお任せを。」
『え?』
「先程式の参列者が海軍に連絡していたとの事です。もうじきここに海軍が来ます、こいつらと帳簿の引き渡しは私達がしますから…クレア様は早く彼とお行き下さい。」
『で、でも!!』
「私達の事なら心配はご無用です。元海賊ではありますが、賞金首になるような事はしていませんでしたので、私達が捕まる事はありません。」
そう言ってニッコリと笑った彼女は、ギュッと私を抱き締めた。
「…貴女と出逢えて良かった。どうか、クレア様のこの先の人生が幸せで溢れますように…。」
『!…っ、あり、がと…ありがとう…!!』
「…さぁ、早くお逃げ下さい。」
ゆっくりと身体を離した彼女は、サンジへと目を向けて頭を下げる。
「…クレア様を、お願いいたします。」
「…あぁ。」
『きゃあ!?』
突然サンジに横抱きされ、驚き思わず彼の首へと腕を回ししがみついた。
「…もう、 離さねぇから。」
『!!』
「本当に、ありがとうございました…!!」
頭を下げ続ける彼女に返事をしたサンジは、そのまま足早に教会の出口へと向かう。
『ちょ、待っ…!!』
「お元気で!!」
『…っ貴女達も!! 今まで本当にありがとう!!』
私の彼女達は笑顔で手を振ってくれた。
…ありがとう。大好きな"友達"、どうかこれからは自由に…!!
さよなら、は言わない
(絶対、また会えるから!)