大切な女
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お願いします、と必死に頭を下げる彼女達を横目に、新たに煙草をくわえて火を着ける。
「…おいルフィ。船にマジシャン欲しくねぇか?」
「え…」
「ニシシ!!欲しい!!」
「助けてもらったのに何もしないのは気が引けるしね。」
俺達の言葉に、「ありがとうございます!!」と彼女達はまた頭を下げた。
「…なぁ、ここは俺一人に任せてくれ。」
「え!?な、何言ってんだよサンジ!危険だぞ!」
「頼む。…ケジメ、つけなきゃいけねぇんだ。」
「…おいクソコック。さっきから疑問だったんだが…お前、あの女と知り合いなのか?」
マリモの言葉に煙を吐き出しながら答える。
「…あの馬鹿が守りたいっつってたのはバラティエだよ。」
「バラティエって…サンジ君のいたお店?」
「ああ。…そんで、あいつは俺の大切な女だ。」
「「!?」」
「…だから、頼む船長。 」
「いいぞ。」
「「ルフィ!?」」
ルフィに目をやると、この場の緊張感にそぐわないくらいあっさりと承諾された。
「俺達、船で待ってるから。さっさとこいよ。」
「ちょ、ルフィ!?いくらサンジ君でも一人じゃ…!!」
「大丈夫だ。サンジは約束は守るからな!!」
「っはは!ありがとうな、 ルフィ。」
信頼している眼差しで俺を見つめるルフィに頷いて返し、 歩き出す。
…さぁて、お姫様を迎えに行きますか。
大切な女
(何か…「あの馬鹿」とか、サンジ君らしからぬ女の子の扱いよね。)
(それだけ彼女に対して心を許しているんでしょ。)
(サンジって、特定の大事な女とかいたんだな…)
(ニシシ!!マジシャン楽しみだなー!!)
(…そのマジシャンとやらが使える奴なら良いけどな。)
あとがき
今回の船番・チョッパー