約束
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「なぁ、お前いっつも部屋に閉じ籠っててつまんなくねぇの?」
『へ?』
自室でサンジとのんびりしていたら、突然彼が口を開いた。
「街に停泊しても船から降りねぇじゃん。」
『うーん…つまらない、と言う気持ちより見付かるのが怖い、って気持ちが強いからなぁ…。』
本当はショーをするのもちょっと怖い位なのだ。最近お客さん増えてきたし。
「じゃあさ、見付かる心配がなきゃ出られるって事か?」
『え?』
「次の街に着いたらさ、まず俺がカツラとか買って来てやるよ!」
『…カツラ?』
「そ。カツラ被って、帽子被って、眼鏡かけて…そんくらいしたら流石にクレアだってバレないんじゃねぇ?」
『…うん。多分平気…かなぁ?』
確かに、そこまでしたらバレなさそうだ。
「よっしゃ!じゃあ次の街に着いたら一緒に出かけよう!」
『…え?』
「いいだろ?…俺がお前と出かけてぇんだよ。」
『!』
「見せたい物も、食わせたい物もたくさんあるんだ!一日二人で楽しもうぜ‼」
『…っうん‼』
約束な、と差し出されたサンジの小指に自分の小指を絡める。
こういう、サンジの気持ちが本当に嬉しい。
何を見せてくれるのかな?何を食べさせてくれるのかな?どんな街を二人で歩けるのかな?
ふふ、サンジとのお出かけ…すごく楽しみ‼
約束
(この時の私は、この幸せがずっと続くものだと信じて疑わなかった。)