プレゼント
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買い出しついでに久々に島に停泊した。
明日の昼にはまた出港するらしいけど、久々の街にクルー達は浮き足立っている。
…せっかくだし、と俺もクレアを誘ってみたけど、『いつどこであの男(領主)に見付かるか分からないから怖い』と言われ…まぁ、そりゃそうだよな。
なのでクレアは停泊中は自室に引きこもってるらしい。
何すっかなぁ、とフラフラ歩いていると、アクセサリーを売っている露店商を見付けた。
「(…クレアに、何か買ってやろうかな。)」
喜ぶあいつを想像し、小さく笑いながらアクセサリーを選ぶ。
…と、一つのネックレスが目に留まった。
「…すみません、これ下さい。」
「あいよ!兄ちゃん、彼女へのプレゼントかい?」
「はは、まぁ。」
「くぅー!良いなぁ!よし、じゃあ少しまけてやるよ!」
「マジで⁉ありがとう!」
代金を払って受け取った品は、細いチェーンに黄色の様な、金色にも見える石がついたシンプルなネックレス。
…イヤリングとかブレスレットだと、マジック中に落としたり邪魔になったりする可能性がある。
ネックレスなら大丈夫だろう。
何よりこの石の色に惹かれた。
俺の髪色と同じこの石をクレアが付ける…うん、何か"俺のモン"て感じで良い。
自身の意外な独占欲の強さに苦笑いしつつ、ネックレスを大事にしまって歩き出した。