可愛いお前が悪い
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
ある日、海軍に呼び出された。
…海軍から、と言うよりはおつるさんに。
何でも、この間の七武海の召集をすっぽかした時の内容で重要な事があるから聞きに来い、との事だ。
「茶菓子用意してやるからおいで。」とは…フッフッフッ、本当に敵わねェなァ!
わざわざ船をそちらに向かうのも面倒だ、能力使って飛んで行………
「……なァカレン、空を飛んでみたくねェか?」
俺の為にコーヒーを淹れてくれているカレンに声をかけた。
『空を、ですか?ふふ、飛べたら素敵ですね。楽しそうです!』
俺にだけ見せてくれる笑顔に笑い返しながら、考える。
七武海の招集にカレンを連れて行くのはアウトだ。
他の七武海の奴等や海軍にカレンを見せたくねェからな。
俺のせいでカレンが海軍や他の七武海達に狙われるのは避けたい。
フフフ…敵が多いのも考えモンだな…。
まァ危険な目に合わせたくない、と言うのも大きな理由だが…一番は他の奴等にカレンを見せたくないだけなんだが。
けど、おつるさんに会いに行くだけなら平気だろ。俺のコートの中にカレンを隠して行って、おつるさんの部屋でだけ出してやれば。
可愛いカレンを男に見せるのは御免だが、おつるさんは女だしな!
カレンが可愛過ぎて誰にも見せたくないと言う気持ちと、可愛が故に見せびらかしたい気持ちと…フッフッフッ、俺もただの男だったようだ。
「じゃあ空の散歩、してみるか?」
『え?』
カレンが持ってきてくれたコーヒーを飲みながら、部下に出かける事を説明する為、電伝虫へと手を伸ばす。
フフ、フフフ!さて、オヒメサマはどんな反応をしてくれるやら。
「フフフ…行くぞ。」
『行くぞって…っ⁉』
カレンを落とさないようしっかりと抱き抱え、念の為能力でお互いの身体を結んだ上で窓枠に足をかける。
さァ、楽しい空中散歩と行こうじゃねェか!