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いつもドフラミンゴさんにいただいてばかりだし、日頃の感謝の気持ちを込めて贈り物がしたいと思った。
(彼がくれたお金だけど)何が欲しいかお聞きしたら、「美味い酒」と返ってきたので、以前立ち寄った街で一番美味しいと言われているお酒を数本買い、綺麗にラッピングをして迎えた今日。
『…お味はいかがですか?』
「フッフッフッ!悪くねェ!」
ご機嫌な様子のドフラミンゴさんに、ホッと胸を撫で下ろす。喜んでもらえて良かった…『いつもありがとうございます。』の言葉と共に差し出した時のあの笑顔は私、一生忘れません…!!
『お口にあって良かったです!』
「お前からのプレゼントだ、口に合わねェわけねェだろ?」
…サラリとこういう事を仰るドフラミンゴさんは本当に…何かずるい。
照れて赤くなってしまった頬を誤魔化すように新しくお酒を作っていたら、ゆっくりとドフラミンゴさんの腕が近づいてきて私の腰を抱いた。
…その距離の近さに私の頬は再び赤くなる。
『ド、ドフラミンゴさん?』
「…なァ、たまにはお前も飲めよ。」
『え…?あ、あの、私お酒飲んだことなくて…』
「フフフ!そりゃ好都合だ。お前の“ハジメテ”をまた一つ俺のモンに出来ンだからな!」
そう言いながらクイッ、とグラスに残ったお酒を飲み干したドフラミンゴさん。
『…っ!?』
いや…飲み干してはおらず、口に含んだだけだったようだ。
その証拠に…不意に重ねられた唇から舌と共に生温い、独特の味がする液体が流し込まれてきた。
…ドフラミンゴさんの舌が唇に触れるだけで反射的に口を開くようになってしまった私…はしたない女になってしまったような気がして、羞恥から涙が滲む。
流し込まれたお酒を飲む時、含みきれずに口の端から垂れてしまったそれを長い舌で舐めとりつつドフラミンゴさんは口を開いた。
「フフフ…本当にカレンは素直で可愛いなァ…?」
『…かわ、いい…?』
「あァ。」
何故だか更に上機嫌になられたドフラミンゴさんに首を傾げつつも、私の思考はそこで途切れた。