甘い熱
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風邪が治るまでに2週間もかかってしまった。
…いや私的には1週間くらいで大丈夫だったんだけど、ドフラミンゴさんが「まだ声がおかしいから休ンでろ。」ってベッドから降りさせてくれなかったのだ。
船はあの島を出て、航海中。
…結局ドフラミンゴさんはずっと側にいてくれた。
申し訳無いと同時に、その優しさに胸が温かくなる。
…休んでしまった分も働こう、と意気込んでいた私を意図も簡単に引き留めてしまったのは当たり前だけどドフラミンゴさんで。
『…あの、ドフラミンゴさん?』
「ン?」
『なんで私はドフラミンゴさんに膝枕していただいているのでしょうか…?』
朝食後、ドフラミンゴさんに腕を引かれて辿り着いたのはソファ。
そしてあれよあれよと気が付いたら私はドフラミンゴさんに膝枕していただく体勢になっていたのだ。
「フフフ!なァに、お前に構いたくなっただけだ。」
『か、構う?』
「あァ。細かい仕事もやっと終わったンだ、だから今日は一日お前を愛でる事に決めた。」
『愛で…!?』
私の戸惑いなんて知らないかのように、ゆっくりと私の頬に指を滑らせるドフラミンゴさん。
「フフフ…本当に綺麗だな…。」
『~っ!!』
「お、赤くなった。」
彼の色気と甘い言葉に頭がクラクラしてくる。
…私がなかなか熱が下がらなかったのは絶対ドフラミンゴさんのせいだと思う。
『も、からかわないで下さい…』
「からかってなンかねェよ。」
その言葉と共に、一瞬頭が浮いて頭の下からドフラミンゴさんの膝が無くなった…かと思ったら、覆い被さるかのようにドフラミンゴさんが私の上に……ってえぇ!?
『ド、ドドド、ドフラミンゴさん!?』
「フッフッフッ!焦り過ぎだろ。」
とても楽しそうに笑うドフラミンゴさんだけど、私の頭は爆発寸前。
何をどうすれば良いのかわからなくて、あわあわとしてしまう。
「フフフ…林檎みてェに真っ赤だな。…美味そうだ。」
『は…っ!?』
ちゅう、と頬に吸い付かれ完全に頭が真っ白になった。