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『…なんか、雨降りそう…。』
ふ、と外を見たらどんよりと黒い雲が空を覆っていた。
『ふふ、よし完成!』
ここ最近ずっと編んでいたマフラーを目の前で広げてみる。
…うん、初めてにしてはなかなか良い出来…って自分で言うのもおかしいかな。
『…ドフラミンゴさん、喜んでくれるかなぁ…』
編み出した当初はそこまで気にならなかったけで…やっぱり、一生懸命編んだから喜んでくれる事を期待してしまう。
編み物道具を買った時に一緒に購入した、ドフラミンゴさんに渡すには可愛らし過ぎる紙袋にマフラーを綺麗に畳んで入れる。(だ、だって可愛かったんだもんこのラッピング袋!)
そしてこれまた可愛らしいレターセットを使ってドフラミンゴさんへのお手紙を書く。
…普段、なかなか素直に自分の気持ちをお伝え出来ないから…せめて紙の上でくらい、ね?
――――――――――
手紙への記入も終わり、一仕事終えた気分でホッと息をつく。
外は相変わらず、いつ雨が降りだしてもおかしくない空をしていて…すると気になるのはやっぱりドフラミンゴさんの事。
悪魔の実の能力者は水に濡れるの嫌いだって言うし…。
『…傘だけ、持って行こうかな…?』
傘を渡して、すぐに去ればお仕事の邪魔にはならないだろうし。
体調も大分回復したし、確かに寒いけどコートとマフラーつければちょっとの外出なら大丈夫だろうし。
『…よし!』
そうと決まれば雨が降る前に行って来よう、と私は手早く用意をし、ドフラミンゴさんの傘と一応自分の傘も持って船を出た。
…本当は、ちょっとだけで良いからドフラミンゴさんに会いたいだけなんだけど…なんてね。
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(雨降る前にドフラミンゴさんに傘渡せたら良いんだけど…)