いつでも…
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しかし、面倒だと思う気持ちと同時にチラリと頭に浮かんだ言葉。
“もしカレンが知ったら嫉妬とかしてくれンのか?”
勿論女を抱く気なンて更々ねェが、一緒に飯は食いに行く。
それ以前にこの取り引きの間はずっとあの女と二人きりだ。
他の女と二人きりになった事を、カレンは怒ったりしてくれンのか?
…いや、多分ねェな。
あいつは物分かりが良い、きっと『仕事』なンだと割り切るだろう。
まァ、キスシーンでも見せりゃなんか変わるかもしれねェけど。
…つっても、それすらもやる気はねェが。
妬いて怒る姿を見たい気持ちもあるが、今の俺は例え仕事の為であってもカレン以外の女と関係を持つ気はねェからなァ…。
「お待たせ、行きましょう。」
女が戻ってきた事により思考が引き戻される。
ごく自然に腕に絡み付く女に再び嫌悪感を覚えるが、せっかくの取り引きが白紙に戻るのも面倒なので仕方なくそのままレストランへと向かった。
…ワイン飲ませまくって、酔い潰させるか。後は裸にしてベッドに放って置いて、クルーから連絡が入ったとか適当な理由をメモして置いときゃ勝手にsexしたと勘違いしてくれンだろ。
「…それだな。」
「なぁに?」
「いンや、何でもねェよ。」
そうと決まればさっさと行って飲ませよう。時間的には夕飯には少し早い位だ、上手く行けば9時前には船に戻れる。
フフフ、早くカレンの所に戻りてェな。
いつでも頭の中にはお前がいる。
(…チッ、雨降りそうじゃねェか…。)