にゃあ
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「……カレン?」
『…にゃあ…』
起きたら、何故か猫になっていました。
「フ…フフフ!可愛い子猫じゃねェか!」
『にゃあ…』
「ンな心配すンな、明日になればきっと戻る。」
全く根拠の無い自信なんだろうけど…ドフラミンゴさんがそうおっしゃるなら大丈夫かな、なんて。
「猫になンてなかなかなれるモンじゃねェからな、楽しンどけ。」
『…にゃ、にゃあ。』
「あァ、今日は一日中一緒にいてやるよ。」
優しく笑いかけてくれるドフラミンゴさんにホッとする…と言うか、私が言いたい事わかってくれるんだ…。
「それにしても本当に小せェなァ。」
『にゃあ!?』
ひょい、と持ち上げられて辿り着いた先はドフラミンゴさんの手の平の上。
「フフフ…俺の手の半分もねェじゃねェか。」
とても大きいドフラミンゴさんは当然手も大きくて…子猫になってしまった私は彼の手の平の半分にも満たない。
猫になったからか、ドフラミンゴさんの手から伝わる温もりがすごく心地好くて…なんだかうとうととしてきた。
「…ン?眠ぃのか?」
『…にゃ…』
「フフフ…撫でてやるから寝ると良い。」
『…うにゅ…』
指先で優しく頭や背を撫でてくれるドフラミンゴさんの優しさに、身体だけじゃなく心もポカポカとしてきて…
『にゃあ…』
「フッフッフッ、くすぐってェよ。」
ペロリと指先を舐めたらそんな優しい声が降ってくる。
本当にドフラミンゴさんはお優しい方だなぁなんて思いながら私は瞳を閉じた。
…パチリ。
『…あ、れ?私、人間に戻った…?』
目が覚めたら人間の姿で。と言うか眠りについた瞬間目が覚めたような…?
混乱する頭で周囲を見渡すと、どこにもドフラミンゴさんの姿は見えない。
時計を見れば6時間程眠っていたらしく、お昼を少し過ぎた所だった。
『……夢、かぁ…。』
そう…どうやらさっきのは全て夢だったようで…。
『…良い夢みたなぁ…』
本当に良い夢だった。たくさんドフラミンゴさんに甘えられたし…現実ではなかなかそうもいかないから。
ドフラミンゴさんはお忙しい方だし、迷惑にはなりたくない。
小さく溜め息をついてから寝返りをうつ…と、枕元に何かがある。…これは紙??
『!!』
その紙に書かれた文字を読んだ瞬間、恥ずかしさもあるけどすごく嬉しくて…ついさっきまでのネガティブな感情なんてどこかに飛んで行った。
にゃあ
(【可愛い寝顔ゴチソウサマ。顔色も良くなってきてたから安心したぜ。】)
(…心配して、様子見に帰ってきて下さったんだ…)