想い合いと重い愛
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…仕事が片付き、ようやく帰路につけたのは夜中と言うより明け方に近い時間帯だった。
ったく…遅くなるとは思ってたがまさかこれ程とはな…。
取り引き相手が俺に媚びを売る為「この町で一番良いホテルのスイートルームをご用意しました」とかほざいてたが、いらねェと断った。
今までならわざわざ船に戻らねェでその見え透いた媚びに乗ってやったンだが…フフフ…今、仕事で疲れた俺を癒せるのはカレンだけだからなァ。
つっても、こンな時間ならもう寝ちまってるだろうけど。
例え寝顔であってもカレンの顔が見れれば疲れなンか吹き飛ぶ自信があった。
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船に戻り、見張りのクルーに労いの言葉をかけ自室へと足を進める。
…部屋についたらシャワー浴びねェと。身体が煙草くせェ。カレンに煙草の匂いなんか似合わねェからな。
ガチャリ、と静かに戸を開ける。
真っ先にベッドへと視線を向けるが、何故かカレンの姿は無い。
疑問に思いつつ部屋を見渡すとソファの上にピンクの固まり…よく見たらそこには、俺の上着に埋もれながら眠るカレンがいた。
「…フフ!フフフ!!」
俺がいないから寂しくてベッドで眠れなかったのか?
全く、なんでこいつはこんなに可愛い事しかしねェんだ!
カレンをあの屋敷から連れ去った時に言った「一生飽きない自信がある」と言う言葉を訂正してェ。
一生飽きない、なンてモンじゃねェ…日に日にこいつにのめり込ンで行く。
甘やかして、愛して…もっともっと俺がいなけりゃダメになるようにしてェくらいだ。
「フッフッフッ…俺からの愛は重いぜ?」
だから覚悟しろよ、と夢の世界にいるカレンに囁いてその可愛い唇にキスを一つ落とした。
想い合いと重い愛
(…ん…どふら…みんご…さん…)
(寝言…フッフッフッ、これ以上可愛い事されたら我慢出来ねェぞ?)