眼差し
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「…いつまでそうしてンだよ。」
ベッドに腰掛けながら呆れたように溜め息をついたドンキホ…ドフラミンゴさん。
『こ、心の準備が…』
「そう言ってもう30分は経ってンぞ。」
『…申し訳ございません。』
「心配しなくても何もしねェよ、一緒に寝るだけだ。」
…この部屋に来た時にドフラミンゴさんが言っていた通り一緒に眠る、みたいなのだけれど…だ、男性と一つの布団で眠るなんて事に経験が無い私の心臓はドキドキを通り越してバクバク鳴っている。
「…俺と寝るのは嫌か?」
『そんな事ありません恥ずかしいだけです!!…あ。』
少し悲しげな雰囲気のドフラミンゴさんに思わず叫ぶように口を開いていて…ドフラミンゴさんはと言えば、先程の雰囲気はどこへやらニヤリと笑っていた。
は、恥ずかしい…!!
「フッフッフッ!嫌じゃねェなら良いよな?」
『え…!?』
彼が指をクイッと曲げると、私の意思とは無関係に身体がベッドへと動き出す。
…もしや、悪魔の実の能力…!?
『っきゃあ!?』
「フフフ…捕まえた。」
ドフラミンゴさんの目の前まで来た時、身体が傾きそのまま彼の胸へと飛び込んでしまった。
部屋は暖房が効いている為、薄いシャツ一枚のドフラミンゴさんといつの間にか用意されていた薄手のパジャマを身につけている私…つまり、ドフラミンゴさんの温もりが…!!
『ド、ドド、ドフラミンゴさん…!!』
「フフ!フフフ!!真っ赤な顔して…誘ってンのかァ?」
『っさ!?そ、そんな事無いです!!』
「なンだ、残念。」
わざとらしく肩を竦めるドフラミンゴさんだけど、正直私の頭はそれどころじゃない。
し、心臓壊れちゃいそう…!!
「…なァ、俺のサングラス外してくれよ。」
『え…?』
「もう寝るだろ?」
突然の彼の申し出に首を傾げる。
…そういえば、ドフラミンゴさんは仕事中も常にサングラスを付けていたような…。
『…私が外してしまって良いのですか?』
「あァ、カレンだから良いンだよ。」
『…え?』
「フフフ…俺の裸眼を見る女はお前が初めてだぜ。」
『!』
ドフラミンゴさんの言葉に、漸く治まりかけていた顔の赤みが再び増す。
…でも、その内容はとても嬉しい物だった。
「ほら」と急かされ、私は早鳴る心臓とは裏腹にゆっくりと彼のサングラスへと手を伸ばした。
『…っ』
「フフフ…ありがとな。」
サングラスを外した直後、整った顔と綺麗な瞳が目に映る。
初めて見るそれは、ずっと見ていたら吸い込まれてしまうんじゃないかと錯覚する程力強く…でも、逸らしたくないと思わせる眼差しだった。
眼差し
(…ドフラミンゴさん、ずるいです。)
(は?)
(か、格好良すぎます…!!)
(…フ、フフ!フフフ!!ならお前だって可愛すぎてずるいぜ?)
あとがき
ちょっと甘えるドフラさん可愛いとか思った私どうした←