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ドンキホーテ様の船は本当に大きくて驚いた。
事前に私の事を説明してくれていたらしく、クルーの皆さんは意外な程暖かく受け入れてくれて…。
こういう所、きちんとしているドンキホーテ様はやっぱりすごいと思った。
ガチャ
『う…わぁ…!』
「フフフ…今日からここがカレンの部屋だ。」
連れて来ていただいた部屋は、屋敷のどの部屋よりも遥かに立派な部屋だった。
私が住んでいた部屋と比べると正に月とスッポン……いやいや、スッポンに申し訳無いと言うか比べる事自体失礼過ぎるか。
『こ、こんな立派なお部屋…』
「この船で一番良い部屋だぜ。フッフッフ…なんたって俺の部屋だからなァ。」
『………へ?』
驚いて思わず間抜けな声を出してしまった。だ、だって今…サラリと問題発言が…!!
「…なんだ?俺と同室じゃ不満か?」
『そ、そんな事ありません!!けど…!!』
「フフフ…俺ァもうお前と離れたくねェんだよ。」
『は…!?』
ドンキホーテ様の言葉に一気に顔が赤くなる。
「フフ!フフフ!真っ赤になって可愛いなァ?」
『か、からかわれては困ります…』
「からかってなンかねェよ。…あァ、ちなみにこれから毎晩同じベッドで眠るからな。」
『ふぇ!?』
再び驚愕発言したドンキホーテ様の顔を見つめると、腕を引かれて抱きしめられた。
『ド、ドンキホーテ様!?』
「…もう離さねェ。」
『…え?』
「フフフ、女を“愛しい”だなンて生まれて初めて思うぜ。」
『!?』
ドンキホーテ様の甘い言葉に私の顔は再び真っ赤に染まり…私このままだと真っ赤な顔から戻らなくなりそう…。
「さァて、もっとカレンに構っていてェが残念ながら俺は仕事だ。好きに寛いでてくれ。」
パッ、と身体を離し、上機嫌でデスクへと向かうドンキホーテ様。
…寛ぐ、って…どうすれば良いんだろう??