決行は明日
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5日目の夜。
カレンは今夜で俺とはお別れだと思っているようで…寂しそうな笑顔に自然と口角が上がる。
フフフ…明日、連れ去る時が楽しみだなァ。
一体どんな反応を見せてくれンだ?
嫌がられない自信はある。鈍感では無いと自負しているし、自惚れじゃなきゃカレンは俺に惹かれてる。
…ただ、一つ気掛かりなのは領主…カレンの父親に当たる人物がいなくなったっつー事だ。
島民の話じゃ元々娘を守ろうなんざして無かったみてぇだが、そンな奴でもいるだけでカレンの命はギリギリ保証されていたようなモンだろ。
仮にも領主と血の繋がった人間だからな…
万が一本妻がこいつを手にかけようとなンかしたらせっかくの俺の計画が台なしだ。
フフフ…見張り、つけとくか。
カレンを連れ去る計画は頭の中にしっかり出来上がっている。最初は見送りに来た時にそのまま…って考えていたが、それじゃつまンねェ。
…明日、お前の人生が変わる日だぜ。
「フフ!フフフ!」
『?ご機嫌ですね??』
「まァな…」
もうすぐ最高の宝が手に入ンだ、機嫌が良くならねェわけがねェだろ?
ニヤける口元をそのままに俺は酒を一気に飲み干した。
決行は明日
(明日が楽しみ、だなンて初めてだ…フッフッフッ!)