ガラスの靴
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この島に来て3日が経った。
初めて会った時を含めてもたった4回しか会っていない嬢ちゃんに…正直、惹かれている。
堅苦しい敬語を使いはするが、俺と接する時に他の奴らみたいに“七武海のドフラミンゴ”ではなく、ただの“ドフラミンゴ”という一人の男として接してくれる、その空気が心地好かった。
俺の話一つ一つに真剣に耳を傾ける所も、初めて会った時よりは幾分か楽しげな表情も、声も、顔も…全てが気に入っている。
『…この歳で初恋なんざ笑えねェな。』
待たされるのが嫌いな俺が、毎晩嬢ちゃんが来るより早く酒場に行って待っている。
…もっと楽しませてやりたい、なんて思っている。
「フフフ…本当柄じゃねェ。」
最初は本当に興味本位だった。
名を名乗らない女に、自分から名乗らせたい。暇潰しくらいにはなるか、と思いながら接していた。
“飽きたらサヨナラ、気に食わなきゃ殺せば良い”
…そんな事すら思っていたが…。
気付いたら“手放したくない”なんて女々しい感情が胸に生まれていた。
我慢なんざしねェ。欲しいモンは力付くでも手に入れる。
フフフ…3日後、掻っ攫ってやるかァ…。
ガラスの靴
(そんなモンねェが、欲しけりゃいくらでも買ってやるよ。)