言葉の魔法
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淡いピンクのコートを着て、インナーも何枚かいただいた。(残りの服はどうするのか尋ねたら「船に置いときゃ誰かが使うだろ」と何ともざっくりした答えが返ってきた。)
『…あの、本当にありがとうございます!お気を使わせてしまい、申し訳ございません…』
「フフフ…これで一週間あの美味い酒が飲めるなら、安いモンだ。」
私が作るお酒をドンキホーテ様はとても気に入って下さったみたいだ。…嬉しい、な。
…きっと奥様が私に酒作りを習わせたのはいつか来る“その日”の為なんだろうけど…。
「じゃあ…また明日な、嬢ちゃん。」
『は、はい…ドンキホーテ様、“また明日”…。』
“また明日”と言う言葉がこんなにキラキラ輝いているとは知らなかった。
それにひっそりと泣きそうになっていたら去り際にドンキホーテ様が「明日も仕事頑張れよ」なんて言いながら頭を撫でて下さり…
…今日一日で、私は一生分の運を使い果たしたんじゃないだろうか、なんて思った深夜1時。
言葉の魔法
(…コート、暖かい…)