おあついですね
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「…あちぃ…」
夏島が近いとかで、日本で言う真夏のような気候の最近。
基本的にいくら気候が変化しても平気なローが珍しくぐったりしている。
暑いならクーラーの効いた部屋にいれば良いのに、と思うかもしれないけど…何と、船全体の空調設備が壊れてしまったのだ。
今船大工が必死に修理している。
なので、蒸し風呂状態の部屋より、甲板の方がまだマシで…それは本当に“部屋よりマシ”なレベルだけど。
『暑いなら水風呂にでも入れば?』
「…喧嘩売ってんのか?」
『暑いからって人にあたらないでくださーい。』
私の言葉にチッ、と舌打ちをしてから立ち上がったロー。
…首筋を流れる、汗
その汗を拭う、綺麗な手
眉間にシワを寄せた、どこか色気のある表情…
…っだぁぁぁあ!!
どうしてローはこんなに色気があるんだ!?
「…あ?何か顔赤くねぇか?」
『!?ななな、なんでもないからだいじょうぶきにしないで!!』
「うるせぇ、いいから見せてみろ。」
ヒョイ、とローの綺麗な指が私の顎をすくった。そして覗きこむように彼の整った顔が近づき…私の顔は真っ赤に染まる。
それに加えて腰なんか抱かれた日にはもう…!!
「…あぁ、なるほどな。っくくく…」
『わ、笑うな!!』
「ったく…お前はどうしてそう純粋なんだ?」
「なぁ?」と、耳元でいつもより低めの声で囁かれると、私の身体からは力が抜けてしまいそうになる。
『あ、暑いんじゃなかったの?』
「お前に触れる為なら暑さ位いくらでも我慢するに決まってんだろ。」
『~っ!!』
さらりと甘い台詞を言って、しかもそれが様になるローはやっぱなんかズルい!!
おあついですね
(…行くぞ。)
(へ?行くってどこに…)
(暑いなら水風呂にでも入れば良いんだろ?)
(!?は、入るならお一人でどうぞ!!)
(却下。)
(ぅわぁぁあん誰か助けてー!!)