にゃんにゃん
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「さて…今日のお前の席はここだ。」
『みゃ!?』
置かれた場所はローの肩の上。
いつもより高い視線に、ふらつく身体に慌ててローにしがみつく。
『…みゃあ。』
「怖いかもしんねぇけど我慢しろ。お前が床歩いてて誰かに踏まれても困るだろ?」
『みゃあ。』
「よしよし、良い子だな。」
優しく頭を撫でてくれるローの指先がすごく気持ち良くて目を細めた。
そのままローは甲板で船の壁に背をつけて座り込んだ。
「良い天気だし、昼寝でもしたらどうだ?」
『…みゃあ…。』
「っくく…もう半分寝てんじゃねぇか。」
重たい瞼をなんとかあげて横を見れば、すぐそこにあるいつもより近いローの顔。
『ありがとう』とか『大好き』って意味を込めてその頬を一舐めする…こんな事、人間の姿の時には絶対出来ないけど。
驚いたローの顔になんだか満足して、私は再び瞼を閉じた。
「…おやすみ。」
『…にゃ…』
パラ、パラ…とローが医学書をめくる音を聞きながら夢の世界へと旅立つ。
…たまになら猫になるのも悪くないかな、なんてね?
にゃんにゃん
(お日様の下よりも、お布団の中よりも貴方の側が一番温かい)
おまけ(会話文)
後日。
「シャチ、あの薬寄越せ。」
「へ?」
「俺なら分量間違えたりしねぇからな。」
「……桜に怒られますよ?」
「っくく…可愛い猫が怒った所で怖くもなんともねぇよ。」
「………俺にも猫耳桜見せてくれます?」
「…あ゙?」
「(ダメなんだ…。)」
おわり
あとがき
シャチもローさんも夢主の猫耳姿が見たくて仕方がないそうです(笑)