小さくなりやがった
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ローの事をクルーに説明した後、夕飯を食べて今はのんびりしている。
「しかし…今度は船長が…」
「おいペンギン、マジでシャチの教育やり直しとけ。」
「いや、俺教育係じゃ無いですし。そもそも俺とシャチは同期ですから。」
「…ったく…あのチョコ今すぐ捨てて……いや、むしろ成分調べたくなった。後で俺の部屋に運んどけ。」
「わかりました。…間違っても(桜に)悪用しないでくださいね。」
「…あんまふざけた事言ってるとバラすぞ。」
…うん、なんか目の前で繰り広げられるペンギンとちびっこローのやり取りが見てて面白い。
ちびっこになっても相変わらずなローがなんて言うか…ませてる子どもみたいですごい可愛い。
『あ、もうこんな時間。ロー、お風呂入らなきゃ。』
「…お前は何回俺に「ガキ扱いすんな」って言わせりゃ気が済むんだ?」
『…でも早くお風呂入って寝なきゃ。』
「…だから、お前は…!」
『もう、一々突っ掛からないの。だいたい大きくてもローは手のかかる子どもみたいなんだから。ほら、行こう?』
「は?おい、待て。」
ローの手を引いてお風呂場へ行こうとしたら何故か全身で拒否られた。
『なに?』
「…お前、何する気だ?」
『なにって…その状態じゃ一人でお風呂入れないでしょ?船のお風呂意外と深いし。あ、アヒルさんもいるよ。』
「いらねぇよ!俺の中身は大人のままなんだぞ、良いのか?」
『?だって今のローは子どもじゃない。』
「だからそれは外見の話でだな…お前絶対後悔するぞ……な!?」
『はいはい行きますよー!』
「っくそ、降ろせ馬鹿!!」
いまだ文句を言い続けるローを抱っこして、お風呂場まで強制連行する事にした。
「……桜、鈍感にも程があるだろお前……。」
呆れたようにそんな言葉をペンギンが呟いた事を、私は知らない。